さて、今回は。

IT資格って意味あるんでしょうか?

というお話です。

資格を取る前に、資格なんて取ったところで実際の業務で使うんだろうか?実践的じゃないことばかり覚えても意味ないんじゃないか?と思われる方も多いのではいでしょうか。

日本では資格があると有利


もちろん資格によっては、はっきり言って、あまり業務で使わないものがあるのも事実ですが、日本でキャリアを築くには、資格を持っている方がはるかにキャリア構築がしやすくなるのが現実です。

日本は海外に比べ、資格社会とも言われています。
資格がその人のスキルを証明することになりますので、転職の際にも、難易度の高いIT資格を保持している方は重宝されますし、転職をしなくても特定の資格を取得したらボーナスなどを支給してくれる企業も多くあります。

アメリカでは、資格を持っていたとしても、本当に会社で働けるかのスキルチェックが面接の際に行われます。エンジニアの面接時には、その場でコーディングを行うテストがあり、資格保持というだけでは面接を突破することができません。

でも日本では、エンジニア採用の面接でその場でのコーディングテストが行われることはなく、会話やコミュニケーション力が重視され、スキルに関しては職歴と資格で評価されるので、スキルを証明するには資格は非常に重要なものとなるでしょう。

取得する資格は戦略的に


私は現在、アメリカのシリコンバレーで勤務しておりますが、渡米前に日本で以下の資格を取得しています。これらの資格は、15年ほど前に取得したものですが、日本企業でキャリアを構築する上で非常に重要なものとなりました。
  • CCNA (Cisco Certified Network Associate)
  • LPIC Level 1 (Linux Professional Institute)
  • MCP(Microsoft認定資格プログラム)
(私のキャリアをスタートさせたのは、日本のNTTドコモです。現在はプログラマーとして勤務しておりますが、当時はネットワークエンジニアやシステムエンジニアとしてキャリアを構築していました)

当時、日本からアメリカへの転職を狙っていたので、日本でしか通用しない情報処理技術者のような資格ではなく、アメリカでも通用する資格の取得を狙っていました。

まずは、CCNAでネットワークスキルを証明し、LPICでLinuxサーバーの管理ができることの証明、またMCPでWindowsサーバーも管理できるスキルを証明しました。その他、DBのオラクルの資格取得も検討していたのですが、資格取得前の段階でアメリカへの転職が決まりましたので、それ以降は資格取得はしておりません。

アメリカへの転職でも、英語ができない私が狙っていたのは、アメリカにある日系企業
アメリカでは、日本ほど資格取得が重要視されないとは言いましたが、アメリカにある日系企業では資格取得は十分にスキルの証明に繋がりますので、資格を取得したことは非常に効果がありました。

ただ単に日本国内でのキャリアアップのために資格取得するのではなく、海外に行くにも企業によっては資格取得が有利に働きます。特に私のように英語が不得意な方は、初めは海外にある日系企業を狙うことなる事が多いと思いますので、海外にある日系企業への転職でも資格取得を狙うのありでしょう。

正直、技術力があるギークな方は、「資格なんてとったって意味ないよ。それより実践的なスキルだ!」と思っている方も多いかと思います。正直、それは心の中で、誰しも思っていることかもしれません。(笑

ただ、会社側から見る視点としては、資格を取得した人は、勤勉でもあり、会社から与える仕事などもしっかりと忠実に仕事をしてくれるだろうという判断をしますのでね。。。

もちろん全ての資格が無駄というわけではなく、資格取得の勉強をするなかで実際に仕事で使えることを学べることも多々ありますので、昔ながら資格ではなく、最新技術を学べるような資格を取得するのが良いかと思います。
私だったら、転職で重宝される資格ランキングなんていうのを見て、日本だけでなく海外でも使える資格を選び、日本でも海外でも戦略的にキャリア構築できる資格を狙いますかね〜。
今なら、AWSとかが人気なのかな?

私も以下Udemyで色々なものを教えていますので、ご興味あれば〜。

https://www.udemy.com/user/jun-sakai/

酒井潤

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