個性的な5Gスマホ「Nothing Phone (2a) Community Edition」をレビュー!

Nothing Technologyはスマートフォン(スマホ)やスマートウォッチ、ワイヤレスイヤホンなどを「Nothingや「CMF by Nothing」といったブランドで個性的な製品をリリースしており、2020年の創業以来、ロンドンを拠点としてデザインとユーザーインターフェース(UI)でテクノロジーの楽しさを再定義し、これまでに製品販売実績として累計500万台以上となっています。

同社は日本でも2021年より展開しており、今年も日本市場でニーズの高いおサイフケータイ(FeliCa)に初めて対応したスマホ「Nothing Phone (2a)」を2024年3月より順次発売し、個性的なモデルながらもミドルレンジとして5万円前後のリーズナブルな価格帯となっており、6.7インチディスプレイやMediaTek製チップセット(SoC)「Dimensity 7200 Pro」、5000万画素CMOSの広角+超広角デュアルリアカメラ、指紋・顔認証、耐水・防水などと実用性が高くなっています。

すでに紹介しているようにこのNothing Phone (2a)をベースにした同社初の共創モデル「Nothing Phone (2a) Community Edition」が1000台限定で2024年11月12日(火)より順次販売されました。台数が少ないこともあり、全世界で15分で完売してしまいましたが、日本では2024年11月25日(月)にギャラリースペース「MIL GALLERY JINGUMAE」(東京・渋谷)にてポップアップイベントが開催され、Nothing Phone (2a) Community Editionが数量限定で再販されました。

Nothing Phone (2a) Community Editionの価格(金額はすべて税込)はベースのNothing Phone (2a)の12GB内蔵メモリー(RAM)および256GB内蔵ストレージと同じく55,800円となっています。今回、そんな限定モデルのNothing Phone (2a) Community EditionをNothing Technologyよりお借りして実際に使ってみましたのでその模様を紹介します。

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Nothing Phone (2a) Community Editionのパッケージ(箱)

Nothing Phone (2a) Community Editionは背面の3つのグリフライトの発光に加えて、背面が緑色のリン光性発光素材となっており、暗闇で蛍(ホタル)のように光る個性的なミドルレンジスマホとなります。なお、Nothing Phone (2a) Community Editionはハードウェアや壁紙、パッケージ、マーケティングの各段階で選ばれたコミュニティーメンバーがNothingチームと直接協力し、アイデアを形にした特別なプロジェクトで生まれた共創モデルとなっています。

プロジェクトには世界47カ国から900件以上の応募があり、その中から選ばれた5人とともに開発したのが暗闇で光るスマホとなります。光る以外にも壁紙やパッケージング、マーケティングまで行なわれたプロジェクトとなり、スローガン「Community Spirit」の元で「他の誰かと協力し合うと、自分の優れたアイデアがさらに輝く」という思いから生まれたとのことです。なお、Nothing Phone (2a)がベースなのは日本向けだけで、日本以外では「Nothing Phone (2a) Plus」がベースとなっています。

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Nothing Phone (2a) Community Editionの同梱物

Nothing Phone (2a) Community EditionはNothing Phone (2a)と同様の機能として背面の3つのグリフライトが光る特徴があり、設定で連絡先にグリフのパターンを割り当てて通知で点灯、Music Visualization機能(音楽に合わせてグリフライトが点滅)、音量インディケーター、アプリ連携で進行状況表示などが可能になっています。

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Nothing Phone (2a) Community Editionの背面


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グリフライトの発光と緑色のリン光性発光素材


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グリフライトの設定

またNothing Phone (2a) Community Editionはホーム画面のUIは独特なデザインとなっており、アイコンやウィジェットが並びます。スペックとしては前述通りにミドルレンジとなりますが、シンプルで使いやすい印象です。またプリインストールされているアプリはAndroidの基本アプリとおサイフケータイアプリとったところで、内蔵ストレージには余裕があります。

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デバイス情報


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アプリ一覧


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ストレージ情報

ベンチマークアプリ「Antutu Benchmark」は70万ポイント台で、日常ツールや動画に関してはスムーズに操作ができました。限定販売ですでに普通には手に入りませんが、非常に個性のある製品ですし、ベースのNothing Phone (2a)もなかなか魅力のあるモデルとなっているため、Nothingの製品は少しでも他の人と違う個性的な製品を求める人にオススメしたいと感じました。

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Antutu Benchmarkは70万ポイント台




記事執筆:伊藤浩一


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