家族仲良く 先祖に祈り きょう清明


この記事を書いた人 琉球新報社
5日の清明を前に、墓前で手を合わせる人たち=4日午後、那覇市の識名霊園(花城太撮影)

 きょう5日は二十四節気の一つ「清明」。那覇市の識名霊園では4日、家族で墓掃除をする人たちや、混雑を避けて一足早く「シーミー」を済ませる人たちがいた。

 5年前に夫を亡くした具志順子さん(69)=那覇市=は娘や孫ら9人で訪れ、草抜きや掃き掃除に汗を流した。手作りのいなりずしやかまぼこが入った重箱を墓前に供え、線香をたいた。具志さんは「家族が健康で仲良くいられるように」と手を合わせ、孫の大浜桐郎(きりお)さん(13)も「勉強を頑張る」と誓ったという。

 沖縄気象台によると、4日の県内は、那覇市で5月中旬並みの最高気温26・7度を観測するなど、各地で25度を超える夏日となった。

 清明入り後、初となる今週末はおおむね晴れる見込みだが、最高、最低気温ともに平年を3度ほど下回る予想となっている。