16歳未満の少女へのわいせつ誘拐、不同意性交の罪に問われた米空軍兵長の被告(25)=嘉手納基地所属=に、那覇地裁が懲役5年の有罪判決を言い渡したことを受け、米空軍嘉手納基地第18航空団司令官のニコラス・エバンス准将は13日午後、声明を発表し「兵士の行為と、彼が被害者とその家族に与えた損害に深く心を痛めている。このような事件が起きたことを心から遺憾に思う」と述べた。
声明では「性的暴行は重大な犯罪であり、日米同盟を支えるため沖縄で名誉ある任務に就いている何千人もの米軍兵士の価値観を決して反映したものではない」と強調。裁判所は適切な審理を行ったと信じているとした上で、被告が刑期を全うできるよう地元当局と協力するとした。
18航空団広報部もコメントを出し、正当な法的手続きが踏まれるように地元当局と緊密に協力したとした上で「私たちはこの事件に対する地域社会の憤りを共有している。全ての米軍人は常に最高の行動基準を守ることが期待されている」とした。