2020年 7月10日 山形県戸沢村の最上川の船下り

2020年08月02日
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山形県
7月10日のドライブの記事です・・・念のため(>_<)
新庄市でたくさんのアジサイを愛でて後、国道47号線を西進し、戸沢村の最上峡芭蕉ライン観光さんにやってきました。


最上川の船下りに乗るためでした。
最上川の船下りは初めてじゃなくて遙か遠い30年前に職場の皆さんと慰安旅行に行った際に乗ったことがありました。
あの時はバスの中からみんなで呑みだして、若い私は目を丸くしてびっくりしていました。
船に乗ってもウィスキーのビール割りなんか呑んでる先輩もいて、周囲の景色よりも強烈に印象に残っていました。
今回はドライバーなのでもちろんそんなことはなく、船下りの風情を楽しめました。

出発は戸沢藩船番所を再現した古口港になります。
戸沢船番所というのは藩政時代に実際にあったものです。
当時、最上川はこれより下流が渓谷状になっているため陸路が使えず、荷物の搬送などは皆、船を使って運んでいたようです。
そのため船着き場の要地として船番所が作られたようです。
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さて受付を済ませ、しばし時間があるので、土産物をのぞいたり、周囲の景色などを見ました。
時間になったので桟橋へと移動します。
階段を下っていくのですが、これまでの増水した際の水面の高さなどが表示されており、あらためて暴れ川なんだと思いました。
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船頭さんに挨拶をして、先頭の桟橋側に座ります。
船は桟橋を出ると回頭してから流れに乗るので、桟橋側に座ると丁度山側を見ることができるのです。
ただし大きな船ではないので、バランスを取るため左右でおおよそ同じ人数になるように座らなければなりません。
ちょっと早めに乗り込んだ方がいいですよ。
船頭さんの操舵とガイドさんののどかな語り口で船下りがスタートです。
おおよそ1時間程度の乗船なのですが、あっという間に感じました。
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山間の景色を臨みながら船は穏やかに流れていきます。
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途中で水上コンビニと称する施設がありますが、この辺は船下りを利用したお客さんが上陸して、休んだりBBQをしたりするアクティビティできる施設らしいです。
この日は新型コロナウィルスの影響もあって施設は閉鎖です。
数十年前は集落があったらしいのですが、生活の利便性が悪いこともあって移転した跡地なんだそうです。
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いくつか瀬があって流れが急なところがあります。
波をくぐるたびにゴトンゴトンと音がして、なかなか楽しかったです。


人の手が加わらない鬱蒼とした古代杉などの森があり、太古の時間にスリップしたようです。
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いくつかの滝も見所で、ガイドさんが詳しく解説してくれます。
特に後半にある白糸の滝は見事でした。
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ガイドさんが最上川舟唄を歌ってくれます。
私でも覚えのある旋律だったので有名なんですね。


船は終点である草薙港に到着します。
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展望台があるので上ってみました。
山形県を縦断する最上川は山形県人にとって母なる川なんでしょうね。
ドラマ「おしん」でも有名ですが、松尾芭蕉も奥の細道の道中でおおよそ同じルートの乗船しています。
「五月雨を集めて早し最上川」の名句は船上で生まれたそうです。
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7月末の山形県の豪雨は最上川中流域で氾濫があり、多くの方々に被害を及ぼしました。
幸いこの戸沢村では大きな被害もなく、船下りの施設も無事であったとのこと。
すでに営業も再開しているそうです。

草薙港からは今度は定期バスに乗り換えて古口港まで戻ります。
昔はこれらの船は帆掛け船で、古口港まで戻る際は人力と風の力を借りて上流を遡ったそうです。
30年ぶりの船下り・・・今度はしっかりと景色を見ることができました。
次に向かいます~
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Snufkin
Posted by Snufkin
ご訪問ありがとうございます。
気に入ったところは何度でも行っちゃうんです。
どうぞよろしくお願いします。

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