2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧
前回はスナップ写真の定義について書いたが、今回はスナップ写真を撮るときのカメラ設定について紹介したい。私が使っているカメラはFUJIFILMのものだが、どのメーカーでも同じような設定ができるはずだ。
子供がYouTubeの動画ばかり見ている。動画のすべてが悪いわけではないが、長時間はよくない。「メリハリをつけなさい」と諭しても、返事はいいが脳がついてこない。「楽しい」という脳内麻薬が分泌されると、止めることができないのだろう。 親としては学校…
映画『カティンの森』が衝撃的だった。 第二次世界大戦で、ソ連軍は1万人を超えるポーランド人を虐殺した。虐殺の現場はカティンから離れていたが、覚えやすい地名でソ連の犯罪を流布しようというドイツの思惑により、「カティンの森事件」と名付けられた。
名古屋の守山区にあるアピタに、カルチュア・コンビニエンス・クラブの新店舗『草叢BOOKS』がオープンした。代官山の蔦屋書店と同様にスターバックスが併設されていて、コーヒーやフラペチーノを飲みながら本を読むことができる。
『シン・ゴジラ』のレンタルが3月22日から開始された。 『シン・ゴジラ』は2016年7月に公開された映画で、500万人以上の観客を動員した大ヒット作。総監督と脚本にエヴァンゲリオンの庵野秀明さんが抜擢され、新しいゴジラの世界観が多くの観客のハートをつ…
子供が中学に上がると休日も部活があり、家族で出かける機会が少なくなる。おかげでこうしてブログを書く時間ができるわけだが、心境はなかなか複雑だ。抱っこしてベッドまで運び、一緒に寝るような子供はもう家にはいない。
人は進化の過程で体毛を失ったが、代わりに暖をとるための火を発明した。人は進化の過程で記憶力を失ったが、代わり数字や図形などの抽象的な概念を獲得した。ブレークスルーやイノベーションの裏には、必ずと言っていいほど欠落がある。 人は欠落と獲得のバ…
六名の歓楽街を後にして、もう一つの目的地である岡崎城に向かった。岡崎は何度か車で通ったことはあるが、観光するのは今回が初めてだ。
岡崎市美術博物館を撮りたかった。ガラスの建築と自然のコントラストが絵になる博物館で、いい写真が撮れると確信して意気揚々と向かったのだが、到着すると無情にも改装中の看板が立っていた。仕方なく別の場所に向かったのだが、家に帰ってよくよく調べて…
撮影スポットの特集でも触れたが、東京駅の隣りにあるKITTEで写真を撮ってきた。KITTEを訪れるのは2度目で、1度目はフィルムの残り枚数が少なかったこともあり、天井しか撮れなかった。今回はFujifilmのX100Fで再挑戦。
最後にiPhoneのアプリを記事にしたのは2年前までさかのぼる。最寄りの図書館の蔵書が検索できるアプリで、気になった本の管理もできるので今でも重宝している。最近、その映画版とも言えるアプリを見つけたので紹介したい。 Filmarks(フィルマークス)株式…
写真を撮り始めてそろそろ1年になる。カメラはCanon EOS 6Dから始まって、CONTAX T2、PENTAX 67、FUJIFILM X100Tと入れ替わり、現在はFUJIFILM X100Fに落ち着いた。
私の父は公務員で、毎日夜遅く帰ってきて、休日も家で仕事をしていた。気分転換は晩酌ぐらいのようで、そんな人生は楽しいのだろうかと、子供ながら疑問に思っていた。 そんな父を見て育ったせいか、私は大学を出ても就職せず、何年かアルバイトをしていた。…
家で偶然、映画の割引券を見つけた。1800円が1000円になる割引券で、これはお得だということで『虐殺器官』を観に行った。その日は家族が車を使っていたので、私は独りで自転車で出かけた。映画が終わると陽が落ちていて、風が冷たく突き刺さった。家に帰る…
第二次世界大戦で日本に原爆が投下されたとき、アインシュタインは悲痛の叫び声を上げたそうだ。自ら発見したエネルギーの法則で、大勢の人間が命を落とした。「E=mc²」の公式がなければ、原子力爆弾は存在しなかったかもしれない。アインシュタインの背中に…
歌舞伎町を後にして新宿駅に向かう途中、商店街の中に小さな路地を見つけた。道幅は1メートルほどしかなく、両脇に焼鳥屋や蕎麦屋がところ狭しと並んでいる。新宿西口の思い出横丁だ。
高齢者による車の事故が後を絶たない。アクセルとブレーキを踏み間違えて、歩道や店舗に突っ込む。特に子供が巻き込まれるニュースを見ると、居たたまれない気持ちになる。 高齢者がペダルを踏み間違える要因として、主に認知能力や判断能力の低下が上げられ…
仕事で毎月東京を訪れているが、新宿は電車で通り過ぎるだけで降りたことがなかった。歌舞伎町に行くのも今回が初めてで、つまるところ、その手の店には寄らない健全な出張をしていたことになる。では、仕事を早々と切り上げて何をしているかというと、こう…
人間の脳にはあらかじめ文法が組み込まれている。幼児が言語を習得する際、単語を覚えるだけではコミュニケーションできない。脳に先天的な文法が備わっているからこそ、意味のある言葉になる。これは言語学者ノーム・チョムスキーが唱えた理論で、普遍文法…
子供の成長は早い。昨年の春、娘が中学に上がった。小学校と違って中間と期末のテストがあるし、部活の朝練もあって毎日忙しそうだ。おまけに最近彼氏ができたらしく、親としては気が気でない。
X100Fはハイライトやシャドウなどの階調をカスタマイズすることができる。撮った後ではなく、撮る前から調整できるため、目の前の光景に対してより深く向き合える。今回は、このカスタム設定について解説したい。
富士フイルムのカメラを選ぶ理由は、フィルムシミュレーションにあると言っても過言ではない。フィルムシミュレーションは富士フイルムが独自に作ったプリセットで、他のメーカーではピクチャースタイルやクリエイティブスタイルと呼ばれている色調セットだ。
私はスナップ写真が好きだ。スナップ写真は日常の一瞬の切り取ったもの。背景は街でもいいし自然でもいい。そこに人が歩いていたらスナップになるし、鳥が飛んでいたらスナップになる。定義については以前書いたこちらの記事を。街のスナップは肖像権やプラ…
はてなダイアリーでブログを始めた頃は、iPhoneの記事をよく書いていた。iPhoneは私の人生を大きく変えた。会社と家の往復だけだった生活に活気をもたらしてくれた。アプリは日常を豊かにし、ブログは人との出会を与えてくれた。2009年頃の話だ。 きっかけは…
写真とは飽くなき光りの探求である。絞り、シャッタースピード、ISO感度。撮影者はこの三つの要素を組み合わせて、光りをコントロールする。レンズを絞ると光量が減り、被写体の明瞭度が増す。開放すると光量が増え、被写体の柔らかさが増す。
X100Fは背面のボタンの位置が変わった。先代のX100Tは液晶画面の左側に再生ボタンなどが配置されていたが、X100Fは右側に集約されて随分すっきりした。ただ、クイックメニューの「Q」ボタンの位置はいただけない。先代のX100Tはセレクターボタンの左上にあっ…