10/23「ラグビー日本代表 vs オーストラリア」進撃のワラビーズを止められるのか!?
南半球最強を決めるラグビーチャンピオンシップ後半戦。南アフリカを破り4連勝を手にしたワラビーズ(オーストラリア代表の愛称)に日本はどう対抗するのか。
2021年8月~10月に開催されたラグビーチャンピオンシップ三戦目。オーストラリア代表(通称ワラビーズ)は勝利に飢えていた。ニュージーランドに二連敗し、勝利を渇望していた。続く三戦目、相手は世界ランキング1位の南アフリカ(通称スプリングボクス)だった。
大半のラグビーを知っている人の見解は「今までの結果を見ると、いい試合にはなりそうだ。しかし、やはり勝つのはスプリングボクスだろう…」だったと思う。
しかし、この日のワラビーズは一味違った。前評判を覆しスプリングボクスを粉砕したのだ。この日の立役者は帰ってきた天才「クウェイド・クーパー」この人だろう。チームの司令塔として10番に返り咲いた天才は、冷静な頭と正確無比な右足でチームを勝利に導いた。
この日の衝撃はすさまじいものがあった。日本での経験(近鉄ライナーズ所属)を得て、天才は大人になって帰ってきたのだ。かつては、異次元のステップで相手をほんろうしていた彼だったが、この日はそれを見ることはなかった。しかし、冷静な判断から繰り出されるパスと、正確な右足のプレースキックは目を見張るものがあった。
そこから、ワラビーズの快進撃はとどまることを知らず、チャンピオンシップ後半戦を4連勝で終えた。つまり、今絶好調なのだ。
そんなワラビーズに対し、7月にアイルランド代表に負け、約4か月ぶりの代表選を行う日本はどうやって対抗するのだろうか。これは私の意見だが、日本代表がオーストラリアに対し負けている要素は、やはりフィジカルではないだろうか。
それを補える選手として楽しみなのは、出場すれば代表初となるベン・ガンター(パナソニックワイルドナイツ)、ディラン・ライリー(パナソニックワイルドナイツ)。
そして、フィジカルで結果をすでに残している姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)、テビタ・タタフ(サントリーサンゴリアス)選手らだ。彼らにはワールドクラスのフィジカルがすでにある。その力を発揮し、白熱した戦いを展開してほしい。