コメダ珈琲店は、2021年の年始から2種類の福袋を販売している。税込5000円と税込7000円で、どちらも事前予約して購入するのが一般的だ。ゆえに、予約してない人がこれから買えるかどうかは運次第。
予約分ですでに完売している店舗は多いかもしれないが、お店によってはまだ買えるかもしれない──と、私が訪れた店舗の店員さんが教えてくれたので、欲しい人は試しにお店で聞いてみるといいだろう。在庫があったら儲けものだ。
ちなみに、コメダ珈琲店は公式ホームページで福袋の販売店舗を紹介しているほか、福袋の中身まで公開している。ざっと紹介すると……
【コメダ珈琲店(税込5000円)の福袋】
・LOGOSコラボバッグ
・ドリッパー&計量スプーン
・キャニスター
・オリジナルマグネット
・コメ黒ブレンド粉
・コメ宝くじ付き山食パン(3枚)引換券
・コーヒーチケット1冊 ※綴り枚数は店舗によって異なる。
【コメダ珈琲店(税込7000円)の福袋】
・LOGOSコラボバッグ
・LOGOSコラボブランケット
・LOGOSコラボバンブープレート(2枚組)
・オリジナルマグネット
・お正月限定デザインドリップコーヒー(5杯分)
・コーヒースティック小豆小町
・プレミアムコーヒーSophia(ソフィア)
・コメ黒ブレンド粉(100g)
・コメ宝くじ付き山食パン(3枚)引換券
・コーヒーチケット1冊 ※綴り枚数は店舗によって異なる
──こんなところ。コーヒーチケットの綴り枚数が異なるなどの細かな違いがあるものの、同価格の福袋ならば中身は基本的にどれも同じ。だから福袋の中身を見ても特に興奮することはない……と思うのは大きな間違いだ。何ごとも自分の目で見て、自分で手に取らないと分からないものである。
たとえば今回、私は5000円の福袋に『コメ宝くじ山食パン(3枚)引換券』が入っていることは事前に知っていた。これが「山食パン引換券」に付いているコメダ式の宝くじだということも、知っていた。宝くじの景品がテントやランタンであることも知っており、正直なところそんなに大したものじゃないとさえ思っていた。
むしろ、私にとって1番のお目当てはコーヒーチケット。それが7枚入っている上にバッグがオシャレだから買ったようなもの……
だが何故だろう?
福袋の中身をすべて確認したあと、自分のコメ宝くじの番号が当選しているかどうか気になって仕方がないのは……何故だろう? 「結果が発表されるのはいつかな?」と思いながら、コメダ珈琲店の公式サイトを何度も確認してしまう……のは何故だろう?
理由は言うまでもない。コメダ珈琲店がズルい(褒め言葉)からだ。福袋の開封という物欲MAXのタイミングで、宝くじの番号を見せる。そして、当たるか当たらないか分からない宝くじ1枚で、ユーザーの頭の隅に「コメダ珈琲店」の存在を置いておく。あわよくば、自社のサイトへ誘導する。
しかもだ。現金が当たる宝くじではないから、釣られていると分かっていても下品な印象は薄い。テントやランタンなどのアウトドアグッズが目玉景品であることを考えると、爽やかでさえある。
……この手法をズルいと言わずになんと言えばいいのか? 健全な目玉景品でカモフラージュしていることを考えればもはや悪質なレベルであり、コメダ珈琲店にはかける言葉もない。
なので私は報復として、モーニングが無料の時間帯に店舗へ行きまくってやろうと思う。そのタイミングで今回手に入れたコーヒーチケットを使う予定だから、コメダよ、覚悟せよ。
参考リンク:コメダ珈琲店「コメダの福袋」「福袋販売店舗(PDF)」、Instagram @komeda_coffee_official
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
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▼5000円福袋には、他にもコーヒー豆(コメ黒ブレンド粉)や……
▼コーヒー豆の保存にぴったりなキャニスター&計量スプーンや……
▼ドリッパーも
▼マグネットまである
▼そして忘れてはいけないのがバッグ。生地がしっかりしており頑丈
▼内側はこんな感じ。ポケットもあるぞ
▼なお、コメダ珈琲店の5000円福袋はそんなに大きくなく、タリーズの3500円福袋や6000円福袋と比べたらこんな感じ
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