road2vのブログ - a little white rooster

Windows10 64bit化、書庫:PC(パソコン)関連作りました。

最近の読書

「鷹の飛翔」堂場瞬一/講談社

堂場瞬一さんの長編小説 刑事・警察ものだけでもたくさんのシリーズ作品を書いている堂場瞬一さんなのだけど最近は、単発の長編が増えていますね。 刑事として、秀でた特殊な能力を持っているということもない、気心がしれるくらいに過去のエピソードを共有…

「金を使うならカラダに使え。」堀江貴文/幻冬舎

堀江貴文さんの本 堀江貴文さんの著書は生き方・その考え方についてや、ビジネスについての本が多数だと思うのだけど、 SNSでの医療についての発言もよく聞きます。本書は、それらについての検討・考察、自身の取り組みをまとめた本。 思い入れの強さが伝わ…

「笑う森」荻原浩/新潮社

荻原浩さんの長編小説 最初、モダンホラー的な作品なのかもと思っていたのだけど、 のちに始まるYoutuberとの交流や、 SNSで誹謗中傷を行っていた人たちとのやりとり、 少し前の一連の荻原浩さんの小説群に通じるらしさがあって、楽しみました。 <出版社URL…

「国道沿いで、だいじょうぶ100回」岸田奈美/小学館

岸田奈美さんのエッセイ集 自動車免許取得についてのポンコツ話なども楽しいけれど、 SNSで共有された岸田奈美さんのnoteの無料記事「国道沿いで、だいじょうぶ100回」など、何度読んでもしんみりしながら勇気つけられます。 国が強く豊かになって、人々…

「そう来る?僕の姉ちゃん」益田ミリ/マガジンハウス

益田ミリさんの本 僕の姉ちゃんシリーズ6作目 このシリーズ作品読むのは初めて。 姉ちゃんの、そして時々弟の恋ばながメインというのが他の作品とは違うところ。 こういう風な感覚もてた時もあったかな。 <出版社URLの内容紹介> しっかり者の姉とおっとりタ…

「卑怯者!」飯山陽/WAC

イスラム思想研究者 飯山陽さんの本 副題は「あっち系の懲りない面々」 最近はYoutuberとしての存在感が強くてちょっといろいろもめているようなのだけど、 さすがに研究者らしい。 自分の経験や知識に基づいた確信持った解説は説得力があると思う。 Youtube…

「老いの贅沢」曽野綾子/河出書房新社

曽野綾子さんの言葉集 シリーズ累計70万部突破とのこと。 カバーで壮健そうな笑顔の写真をみれたのは嬉しい。 著作やインタビューやかつて書かれた文章などから言葉をピックアップした構成なのかと思います。 曽野綾子さん、 キリスト教信者(カトリック)と…

「人間標本」湊かなえ/角川書店

湊かなえさんの長編小説 装丁:片岡忠彦口絵:高松和樹 作家活動15周年記念書下ろし作品 先日読んだ「ダイヤモンドの原石たちへ」で紹介されていた1年の休筆期間空けの新作「人間標本」です。 冒頭に、作中の作品をイメージしたと思われる口絵(高松和樹氏)…

「首木の民」誉田哲也/双葉社

誉田哲也さんの長編小説 ※【頸木】【軛】あるいは【首木】(くびき) …家畜の首にあてる横木。転じて「自由を束縛するもの」。 姫川玲子シリーズなど多くの人気シリーズを抱える誉田哲也さんの新作ながら読み出しから、違和感があって新しい。 警察小説と経…

「spring スプリング」恩田陸/筑摩書房

恩田陸さんの長編小説 語り手・視点を変えた4章で紡がれるストーリー Ⅰ 跳ねるⅡ 芽吹くⅢ 湧き出すⅣ 春になる つい先日、恩田陸さんの「蜂蜜と遠雷」を読み返したばかリでした。 小説で、音楽(ピアノ)・演奏者がこんなに魅力的に描けるものなのかって改めて…

「ブラック・ショーマンと覚醒する女たち」東野圭吾/光文社

東野圭吾さんの短編集「ブラック・ショーマン」シリーズ第二弾 全米でも活躍した元マジシャンの神尾武史とその姪:建築士の真世が活躍する短編集 新作を読めるのは嬉しい! 面白かった!楽しみました。 本シリーズは、長編よりも短編の方がテンポがよくてあ…

「なれのはて」加藤シゲアキ/講談社

加藤シゲアキさんの長編小説 加藤シゲアキさんの小説を読むのは2021年第42回吉川英治文学新人賞『オルタネート』以来。 アイドルグループ「NEWS」のメンバーとしても、俳優としても活躍しているので、その観点から注目を集めているというのはあったと思うの…

「オパールの炎」桐野夏生/中央公論新社

桐野夏生さんの長編小説 ライターである女性のインタビュー・取材記事でつづられる一人の女性:塙玲衣子の人生 塙玲衣子と同世代を生きた周りの人々、 彼女の影響をうけた人たち 世代が今の自分よりずっと上の人たちの人生にふれる感じが正直新鮮でした。 イ…

「それは令和のことでした、」歌野晶午/祥伝社

歌野晶午さんの小説集 ・彼の名は・有情無情・わたしが告発する!・君は認知障害で・死にゆく母にできること・無実が二人を分かつまで・彼女の煙が晴れるとき・花火大会 面白かった! ”令和”と書名についているのだけど 今の時代ならではと思わせる世相をベ…

「Across the Universe」秦建日子/河出書房新社

秦建日子さんの長編小説 第一部『And so this is Xmas』、第二部『Change the World』に続く三作品目であり、完結編 秦建日子さんの小説を読むのはひさしぶり。 シリーズ最終作である本作を最初に読みました。 時系列が過去と現在を行き来しながら、視点も登…

「しんがりで寝ています」三浦しをん/集英社

三浦しをんさんのエッセイ集 エッセイ集を読むのは何度目かだと思うのだけど独特の雰囲気があって楽しい。 三浦しをんさんのサービス精神がすごいのだと思う。 巻末の書き下ろしもいくつもあり、 ボリュームたっぷりのあとがき、 巻末おまけ書き下ろし「イメ…

「今日の人生3 いつもの場所で」益田ミリ/集英社

益田ミリさんの本 「今日の人生」というテーマで切り取る日々の生活での出来事 2020年から2023年まで コロナ禍の外出自粛やマスク生活が終わっていく中でことの出来事など共有していた時代の風景なのだけど、そんな風に感じたり、考えたことなかったな、とい…

「60代、少しゆるめがいいみたい」岸本葉子/中央公論新社

岸本葉子さんのエッセイ集 自分より少し上の世代である岸本葉子さんのエッセイ ちょっと先にくる自分の生活感を想像できるところも多くて参考になります。 コロナ禍の影響がまだ残るころのライフススタイル、 マスクの装着、外出、少しずつ変わっていくなか…

「俺は100歳まで生きると決めた」加山雄三/新潮新書

加山雄三さんの本。 加山雄三さん、映画主演や歌手としてヒット曲を連発していた活躍時期には自分はライブに立ち会えてないのだけど、(立ち会えたのは『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』テーマソング「サライ」ですね。 あの曲が1992年なのか。あの曲を生…

「ブレイク」真山仁/角川書店

真山仁さんの長編小説 原油や天然ガスなどのエネルギー資源に恵まれないことが日本という国の弱点ではあるけれど、 火山国であるが故に、地熱発電を全面的に展開できればそれを払拭できるというのは自分がまだ10代の頃から語られていた話。 その時には、開発…

「あなたが誰かを殺した」東野圭吾/講談社

東野圭吾さんの長編小説 加賀恭一郎シリーズ最新作 面白かった!楽しみました。 警視庁の刑事である加賀恭一郎が、 こんな風に、関係者を集めた場で 名探偵のように謎を解いていくいうストーリーが成立するんだな、という新鮮さ。 ひらめきみたいなものでな…

「ChatGPT vs. 未来のない仕事をする人たち」堀江貴文/サンマーク出版

堀江貴文さんの本 ChatGPTが登場してからのこれからの未来仕事がどうなっていくか? 個人的にも、定年後の仕事プランに影響はあったと感じています。 定年後、フリーランスになってもExcelのマクロ書いたりSystem verilogのコーディングしたりの仕事でそこそ…

「新・餓狼伝 巻ノ4、巻ノ5」夢枕獏/双葉社

夢枕獏さんの小説 格闘技小説をかかせたら夢枕獏さん、ぐいぐい引き込まれる面白さは相変わらず。 主人公、従来のライバルたちだけにとどまらず魅力的な人物が、また次々に登場してきてすごい。 餓狼伝を読み始めたのは、私が20代の時だったと思います。 そ…

「刑事の枷」堂場瞬一/角川文庫

堂場瞬一さんの長編小説 従来の堂場瞬一さんのシリーズものとは違う作品なのだけど、 主人公の若手刑事・村上翼の目線に描かれる物語が新鮮。 性格やふるまいに好感もてて、、周囲の先輩や上司の態度もそれを見守る感じでなんだか暖かい目線で物語を楽しめま…

「今日のおやつは何にしよう」益田ミリ/幻冬舎文庫

益田ミリさんのエッセイ集 幻冬舎Plus連載の「前進する日もしない日も」2016年7月~2021年9月をまとめた文庫オリジナルとのこと 表題のようなおやつやスイーツについて語られた章もありますが、 映画や美術館に出かけた時のカフェだったり、レストランだった…

「ボクは漫画家もどき」三田紀房/講談社

三田紀房介さんの本 副題は、「イケてない男の人生大逆転劇」 ヒット作をたくさん書いている人気作家で、(ドラマ化も映画化もされてますね)自分も結構な作品を購入しているのだけど メジャーな漫画家:巨匠というイメージはなかったかもしれない。 ロマン…

「兎は薄氷に駆ける」貴志祐介/毎日新聞出版

貴志祐介さんの長編小説 書名から、 最初はダークSFファンタジーの系だと思って読み始めたのですが読了してからは『青の炎』にちょっとつながる感じがしました。 面白かった。 殺人容疑で逮捕された、主人公:日高英之が警察の取り調べで疲弊していくシーン…

「ラストエンペラー」楡周平/角川書店

楡周平さんの長編小説 個人的にも、日本経済の基幹産業である自動車業界のこれから5年、10年のあり方からは目が離せません。 世界的にも、EVへの移行一辺倒だった論調が少し変わってきたところですが、HVが好調で利益的にも大きくアドバンテージをとれたトヨ…

「カモナマイハウス」重松清/中央公論新社

重松清さんの長編小説 定年を間近に控えた主人公の年齢が自分と近くて、親近感を覚えます。 家族状況はともかく、人生の終盤に向けて、仕事のシーンなど感覚が通じるところがあります。 さて本書、最初ちょっとミステリアスな展開から始まるのかと思わせて、…

「きこえる」道尾秀介/講談社

道尾秀介さんの小説集 第一章 聞こえる第二章 にんげん玉第三章 セミ第四章 ハリガネムシ最終章 死者の耳 最後に提示された写真に物語の真実を隠した話題作「いけない」シリーズに続く新しい試み 各ストーリーの最初と最後に示される2次元コードアクセスする…