RAKUTEN DATA RELEASE

EN
JP

インターネットやモバイルネットワークを介した消費活動が広く普及した今日では、革新的なサービスの登場や突発的な出来事による生活環境の変化により、人々の嗜好や消費行動は多様化し、時に大きく変化します。このような消費を解明しようとする試み、即ち消費に関するデータを用いた研究活動が、社会において果たすべき役割は重要性を増しています。

弊社は"Automation, Better Than Human”を楽天技術研究所のコンセプトに掲げ、消費行動を解明し、AI技術の活用を進めていくことでよりよい社会の実現に貢献して参ります。数多くのプラットフォームビジネスを手掛ける弊社内に蓄積された、消費に関するデータは、社会的価値に転換されたうえで、広く還元されるべき貴重な財産であると考えます。

学術界においては、これまでにもデータを用いた研究活動が広く行われてきました。計算技術の発展やAIの普及に伴い、研究領域が広く・深く進化した一方で、研究現場では、現実社会を写す鏡となる、消費に関するデータに触れる機会が常に不足しているのが実状です。この問題を解消すべく弊社は、データの公開:Rakuten Data Releaseを広めることで、多くの研究者を「Empowerment(エンパワーメント)」し、その成果が広く社会に還元されることを望みます。

Actions

Rakuten Dataを利用し、消費に関する研究を進める
楽天技術研究所に参画し、研究活動を通じてイノベーションに貢献する
データ公開の意義・重要性を、報道やソーシャルネットワークにおける発信活動を通じて世の中に広く伝える

Data Samples

Annotated Data

感情極性分析、商品・サービスの訴求項目・改善点の抽出、その他のデータ解析・機械学習手法の探求等に活用されています。

RDR is...

最新の研究活動を反映

最新の研究で活用されたデータも含んでおり、研究活動の進展と共にその役割を拡大していきます。

Use case : Rakuten RDR’s role will grow as research activities continue to progress, WACV, 2022

*RDR を直接使用したものではありませんが、RDRに関連する弊社の研究として掲載しています。

人材育成に貢献

AAI/DataScienceに関する高度教育の現場でも広く活用され、研究そのものだけでなく、優秀な人材の育成にも役立てられています。

Use case : Knowledge Graph Attention Networkに基づく購買行動分析モデルに関する一考察, 情報処理学会論文誌 Vol.63, No.1, pp.205-217, 2022-01

リアルビジネスに貢献

リアルビジネスに繋がる成果創出にも貢献しており、産学の連携において重要な役割を果たしています。

Use case : 評価表現と文脈一貫性を利用した教師データ自動生成によるクレーム検出, 自然言語処理, 20巻 5号 PP.683-705, 2013-12.

RDRは学術界を中心に広く利用されており、上記はRDRに関わる論文の一部です。
今後も皆さまの手により幅広く社会に役立てていただけることを望みます。

利用方法

ご利用は、国立情報学研究所(NII)様およびALAGIN様の協力をいただき、それぞれのホームページからのダウンロードの形式で公開しております。どちらか任意の団体を通して契約書を作成し、その後、ダウンロード用のパスワードをお送りするという形式になります。

契約書サンプルのダウンロード

データ公開の契約書サンプルは以下からダウンロードできます。
なお、契約書サンプルはパスワードで保護されておりますので、下記のボタンより取得したパスワードを入力していただくようお願いいたします。

Q&A

Q1

契約終了後に削除するデータの範囲に、貴社提供データを用いて利用者が作成した論文、発表資料なども含まれますか?

契約終了後に削除いただくデータは、当社にて提供したデータ(以下、楽天公開データ)のみです。したがって、利用者側にて作成した論文、発表資料を削除いただく必要はございません。

Q2

万一、当社から提供されたデータによって利用者が何らかの損害を受けた場合、どのような補償があるのでしょうか?

利用者への特段の補償はございません。

楽天公開データは、もともと当社サイトへ取引先や顧客がご自身の判断でアップロードしたものがベースとなっております。したがって、当社がこれらの情報の全てについて、権利侵害等の問題の有無を調査することは事実上不可能であるとともに、アップロードされる情報の全てを監視しているものでもございません。

上記理由により、楽天公開データは無償で公開されています。

Q3

利用者側の契約違反に関する規定(第10条)の意図を教えてください。

楽天公開データは、当社の各種サービスにおいて、出店店舗やユーザーなどの当社の顧客が、当社のウェブサイトにアップロードした情報を集積したものです。したがって、これらの情報の権利は、アップロードした本人(顧客)に帰属します。当社は、本人から情報の利用を認めてもらい、その結果、楽天公開データと して公開しております。

楽天公開データの利用者が、データ利用契約(Agreement on the usage of Rakuten Data)を無視したデータの取り扱いをすることにより、データ作成者(当社の顧客等)に不利益が生じる可能性があり、それを考慮したものが第10条の規定となります。

当社としては、当然ながらデータ利用者に不利益が生じることを避けるために必要な措置を講じるとともに、万一、このような事態が生じた場合、責任の所在を明確する必要があります。そのために、契約違反のペナルティと、責任の所在の明確化のため、第10条を規定しています。

SNS and Contact

twitter
facebook
instagram
SNS accounts and press inquiries : [email protected]