日産自動車は10月24日、エンジンで発電した電気でモーター走行する新たなハイブリッド車(HV)『ノート e-POWER』のオフライン式を追浜工場(神奈川県横須賀市)で開いた。11月2日に国内で発売する。
日産が先行する電気自動車(EV)の技術ノウハウを活用したシリーズ式のHVで、システムの名称は「e-Power」とした。式典に出席したカルロス・ゴーン社長は記者団に対し、注目の燃費性能について「セグメントで一番高い37.2km/リットル(JC08モード)」と明らかにした。トヨタ自動車のコンパクトHV『アクア』の37.0km/リットルを上回る。
式典の挨拶でゴーン社長は「革新的な技術の搭載で、国内販売に大きく寄与するだろう」と強調。8月に投入した新型『セレナ』とともに、苦戦が続いてきた国内部門の巻き返しを図るうえでの重要モデルと位置付けた。