マツダの小飼雅道社長は10月6日、独VW(フォルクスワーゲン)のディーゼル車の排ガス規制不正問題に関連し、マツダの対応は「先にステートメントを出した通りであり、そのように取り組んでいく」と述べた。
同日、都内の中央大学後楽園キャンパスで、「No Car,No Life!今、私が伝えたいこと」をテーマに出張授業を行った後、記者団の取材に応じて語った。マツダは9月29日に声明文を公表し、ガソリンエンジンおよびディーゼルエンジンの各国規制に対しては「厳格に適合」させていることや、内燃機関での排ガスクリーン化など「“理想の燃焼”の追求」を表明した。
小飼社長は、技術開発について「ガソリン、ディーゼルを問わず(声明文のように)取り組みを強化していく。安全や地球環境問題への対応には、自動車はどれだけお金をかけても取り組まなければならない」と強調した。