ボーイングは3月5日、オービタル・サイエンス・コーポレーションとの共同で開発中の、メキシコの衛星通信機能を改良するメクスサット・システムのビセンテナリオ通信衛星が軌道上でのテストを完了し、顧客に引き渡したことを発表した。
メキシコ通信運輸省の長官が、メキシコ・テレコムを通じて通信衛星の運用責任者となる。ビセンテナリオはメクスサット・システムを構成する3機の人工衛星の内の最初の1機で、メキシコ国内の軍用、民間の通信システムを劇的に向上させる。
このCバンドとKuバンドのハイブリッド通信を行う衛星は、衛星軌道でその性能を実証済みのジオスター2の基盤を基に設計・開発をされた通信衛星である。