【ジュネーブモーターショー13】VWの究極のエコカー、XL1…量産車公開へ

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フォルクスワーゲン XL1
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フォルクスワーゲンは2月21日、スイスで3月に開催されるジュネーブモーターショー13において、超低燃費車、『XL1』の量産車を初公開すると発表した。

XL1は2011年1月、カタールモーターショー11で、コンセプトカーとしてワールドプレミア。800ccの2気筒ターボディーゼル「TDI」(最大出力48ps) に、モーター(最大出力27ps)を組み合わせたプラグハイブリッドシステムを搭載。欧州複合モード燃費111.1km/リットル、CO2排出量24g/kmと、内燃機関車としては、世界一の環境性能を標榜していた。

今回フォルクスワーゲンは、ジュネーブモーターショー13において、XL1の量産車を初公開すると発表。ほぼ市販状態のXL1をワールドプレミアする。

排気量800ccの2気筒ターボディーゼル「TDI」(最大出力48ps) に、モーター(最大出力27ps)を組み合わせたプラグハイブリッドシステムは、コンセプトカーと共通。二次電池はリチウムイオンバッテリー。トランスミッションは7速デュアルクラッチのDSGだ。

2シーターのXL1のボディサイズは、全長3888×全幅1665×全高1153mm。『ポロ』(全長3970×全幅1682×全高1682mm)よりも、ひと回り小さい。1153mmの全高は、スポーツカーのポルシェ『ボクスター』の1282mmと比較すると、129mmも低い。

XL1の車両重量は、795kgと非常に軽量。空気抵抗係数のCd値も、わずか0.189だ。また、EVモードでは、最大50kmのゼロエミッション走行が可能。この効果もあり、欧州複合モード燃費111.1km/リットル、CO2排出量21g/kmという圧倒的環境性能を実現する。なお、XL1の生産は、ドイツ北西部オズナブリュックの旧カルマンの工場で行う。

《森脇稔》

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