文部科学省は2025年1月14日、専門士および高度専門士の称号付与ができる専修学校の2024年度の認定課程を公表した。専門士認定課程は121校156課程、高度専門士は20校23課程が認定された。
「専門士」「高度専門士」は、文部科学大臣が認めた専修学校専門課程の修了者に対して付与できる称号。「専門士」は修業年限2年以上、総授業時数1,700単位時間(62単位)以上、試験等により成績評価を行い、その評価に基づいて課程修了の認定を行っていることが要件。大学への編入学が認められる課程の要件とおおむね一致しているため、「専門士」の称号が付与される課程の修了者は、大学への編入学資格が認められていることになる。
一方、「高度専門士」は、修業年限4年以上、総授業時数が3,400単位時間(124単位)以上、体系的に教育課程が編成されていること、試験等により成績評価を行い、その評価に基づいて課程修了の認定を行っていることを要件に認定する。大学院への入学資格については、文部科学大臣が別に指定する専修学校の専門課程を修了した者に与えられ認められる。
文部科学省は今回、称号付与に関する規程に基づき、2024年度の専門士・高度専門士の称号が付与できる認定課程を決定した。専門士は全国121校156課程、高度専門士は20校23課程を認定した。
東京都内の認定校は、「専門士」が大原医療秘書福祉保育専門学校、大原ビジネス公務員専門学校池袋校、東京立川情報ITクリエイター専門学校など11校14課程、「高度専門士」がTCA東京ECO動物海洋専門学校、東京ダンス・俳優&舞台芸術専門学校、東京ホテル・観光&ホスピタリティ専門学校の3校3課程。
なお、2024年度に不適合と判断された課程は「専門士」の1校1課程のみ、「高度専門士」は該当課程なしだった。都道府県別の認定校(課程)一覧は、文部科学省のWebサイトで公開している。