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photo by HermiG
あらすじ
中学三年生の良一は、同級生の野球部のエース・徹也を通じて、重症の腫瘍で入院中の少女・直美を知る。徹也は対抗試合に全力を尽くして幼なじみの直美を力づけ、彼女の十五歳の誕生日には、良一が病院の娯楽室でピアノを弾いて祝った。そんなある日、直美が突然良一に言った、「あたしと、心中しない?」。ガラス細工のように繊細な少年の日の恋愛と友情、生と死をリリカルに描いた長編。
出典:(集英社文庫『いちご同盟』の背表紙より)


主要登場人物

北沢良一
中学三年生でこの物語の主人公。ピアノのレッスンに通っている。
母親はピアノの講師だが、良一がレッスンを受けているのは母親と大学時代に同窓だった別の人。
出版社を経営している父親と私立中学に通う成績優秀な一つ年下の弟がいる。

羽根木徹也
良一と同じ学校で同学年。野球部のエースピッチャーであり四番バッターでもある。

上原直美
徹也の幼馴染、癌で入院中の女の子。名門女子校に籍を置いている。



※以下、ネタバレを含むので『四月は君の嘘』と『いちご同盟』を見ていない方はブラウザバック推奨

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