らいちゃんの人生墜落日記Part2

主にVintage Crown/Ureiアンプ修理が得意な、オーディオ機器修理人です。(他社もOK)他ではまず無い濃ゆい映像機器ネタあり、きゃりーぱみゅぱみゅさん、YOASOBIさんの大ファン。

最新の更新はこの投稿の後にあります。

申し訳ありませんが、少々スクロールしてご確認ください。
メールして24時間以内に返事が無い場合は、メールフォームからもご連絡頂ければ間違いありません。

Crown/Urei業務用アンプの修理ご依頼は下のリンク、もしくは左のリンクからどうぞ。
扱う機種に一部制限がありますので、申し訳ないですが良くご確認ください。

http://raichan.main.jp/repair/index_repair.html

中古品情報・処分品情報(2023/5/29更新)

以下、「ジャンク品」「故障品」と文中に書いてあるものがありますのでご注意ください。
Crown、Urei 他海外物は特記しない限りは並行物です。ご注意ください。

現在ありません。

Soundcraft 200B用電源 動作未確認 多分OK メンテナンスベース用に ケーブル無し(ご希望長さで製作し納品可能です)
Protracker用外付け電源化に最適です。

メンテナンスはすべて未実施ですが実施してお渡し予定です。内容はご依頼者様とご相談可能です。
電解コンデンサの交換だけでメンテ済みとはしません。
これらモデルを多数修理経験している当方で、経年で弱点となる部品を純正志向ベースで交換し、安全重視で調整しお納め致します。
電源電圧は変更して発送できます。ご希望によりインレット化等カスタマイズも可能です。
(D-150系はスペース的に無理です、申し訳ありません)

金額等、ご興味のある方はraichan1022@gmail.comへご連絡お待ちしております。
決済は現金のみとさせていただきます。
(どうしてもカードご使用の場合は10パーセント増しでお願いします。)

Paypalもしくはカード決済の場合、いずれもPaypal経由で決済いたします
(Paypalアカウントをお持ちでなくても対応できます。)
分割払いはできませんので、カード会社の後から分割払い等のサービスをご利用下さい。

直ったMacro-Tech 5002VZでTechnics SB-F1とbayer dynamic DT770X(250Ω)を鳴らす

しばらく動作確認していましたが問題なさそうなので手持ち機材を駆動してみる。
いや音出すぎです。
SB-F1、ほとんどのアンプだと低域持ち上げないと聴けたもんじゃないのにこのアンプだけはローブースト不要。
さすがアナログPAアンプの王様です。
駆動板と箱にアンプが勝ちすぎているので完全駆動に近いのだと思われます。
この音が忘れられなくて自己修理した訳で。
続いてDT770X(250Ω)を直結。激しくおっかない事してます。
いいですねー。ちいさいアンプでネチネチ鳴らすDAPよりも豪快かつ爽やかな音です。
ADI-2/4 Pro SEも所詮DC12V30Wのコンバータなので。
「ワシに従って音出せ」って感じで何でも能力を100%出してくれるパワーアンプです。
ちょっと自信がついたのでジャンクゲットして遊んでみてもいいかも知れないなと思い始めました。
が、35Kgはいかんよ・・・。
それから内部はいろいろおっかないです。天板の裏には「弄るときは放電忘れないでね!」て英語で書いてあるし。
アンプ修理する人には常識なんですけども、敢えて書いてあるってのは(お察し)な訳ですよ。
PSA-2やPS-400以上に電力回路だなーと感じます。そのトンデモ馬力を裏付ける電源回路です。
カタログを見るとヒビノさんの図面では2000年、メーカーのカタログでは2006年となっていますが、既にこの頃は末期のはず。
アナログ最後でかつ最強のPAアンプ。今でも全然アリですよ。
しかし保護回路はPS-400に比べると優秀すぎます。終段が逝ってもスピーカー壊さなかったのは偉い。
・・・近々、円相場を見ながらトランジスタ買い込んでおこうかね。

Macro-Tech 5002VZ 修理完了

無事直りました。結局終段トランジスタ1個ショートが原因でした。
多分トランジスタがくたびれてたんだろうね。ウチでほそぼそ使う分には今後問題はないかなと。
しばらく鳴らしながら様子見します。
それにしても35.2Kgはアカン。

Urei6150最高!

Macro-Tech 5002VZが壊れたので代打で6150(未メンテ)が稼働しています。
確か、最後に米国からジャンクを個人輸入した個体です。
心を病んだ際にも捨てずに最後まで握ってた個体です。
ちなみにこれで日常は全然困っていません。
鳴らすのがSB-F1ですからね。良質な音源を若干の低域ブーストで 小気味良い密閉型サウンドが楽しめます。
でもって、これをbayerdymanic DT770 PRO 250Ωを鳴らしてみます。
いやこれが実力かつ本来の用途でしょうね。ポータブル機で鳴らすもんじゃないって事で。
もうグランド分離とかバランス駆動とかどうでもいいです。超ご機嫌サウンドです。
高額なDAPや高額なヘッドホンアンプの類とはレベルが違いすぎる世界です。
Ureiはスピーカー回路にリレーが入っているのでスピーカーには優しいです。
6150で特筆すべきPHONES端子には一応抵抗が入っているので安心です・・・が、トランスが唸りすぎですね、今の時期は気になります。
ヘッドホンが250Ωなので、アンプ由来のサーというノイズは聴こえにくいです。
また終段は親玉の6250と基本類似構成なので音質もほぼ同じ傾向。
D-75系とは全然違う作りで全体的に金が掛かっているアンプです。
VCCも電圧が低く、トランジスタも低電圧で駆動しているので基本的に劣化しにくいです。
ちなみに6150/6250/6300まではトランジスタが同じです。6300はトランジスタがショートした個体を時々見まいたのでそこそこ負荷掛けてるんでしょう。
類似でJBL/Ureiの6215は買わないほうがいいです。中身はサンヨーのアンプ用ICなので壊れると厄介です。
ただあのICでUreiサウンドを鳴らすのがマジで凄いと思いました。
この個体もフルメンテすると音質が全然変わるんでしょうけど、そんな事している場合じゃないんですよね。
他のお待ちの患者様を優先せねばなりません。

こんなとこにも偽物トランジスタが

Macro-Tech用のトランジスタを探していると、パチモンを作っている人が居りますな。
しかし幸いなことに99%は一瞬で見破れます。あまりにお粗末です。
ポイントは超カンタン。写真1枚で見破れます。ある意味これは有り難い話です。
その辺意味が分かってない人が作ってるんだろうな。
(ヒント:印刷だけ変更しても駄目なんです。)
主にebayに本物が何個か出ていますので、純正にとことんこだわって買うならそれでしょうね。
選別の手間が無いですので。シビアコンディションでフルパワー出力を出す現場用なら純正に交換すべきかなと思われます。
うちのは既に現場を引退して余生を家庭で過ごす子ですので互換品でいいかなと。家に転がってたし。
終段モジュールに製造日の記載があり2004年製造の個体でした。割と後期です。
ただ内部のコンディションは良いとは言えない個体です。
終段だけこんだけ腐食するのは絶縁紙が水分を含むからでしょうな。

嗚呼残念、自家用Macro-Tech 5002VZ

さて新年早々ネチネチつつきます。
PNP側の不良だったんですが、気になるダイオードを調べるとシロ。あれ?
一応スペック上位互換品があったので交換しておく。
不良個所は、もしかしてもしかして?終段か?
もう覚悟を決めて終段モジュールをバラして1個1個調べるしかないです。
結果、1個ショート。他も調べましたがOK。
もちろんこうなったらNPN側も調べる。問題なし。良かったっす。
半田が腐食しているので再ハンダとかする。
トランジスタがC8188-2という素性の知れないトランジスタでした。
いわゆるCPN(Crown Parts Number)ってやつで中身はオンセミ、元モトローラです。
大昔にMacro-Tech 3600VZを修理した際に買ったと思われるオンセミのトランジスタを見つけました。
ネットでネチネチ調べましたが基本的に使えると判断したので使用。
hfeがズレてるとやだなと調べましたが、70台後半がオリジナルで互換新品84でしたのでこれに交換する。
しかしアンプが新しい(とはいえ20年経過)だけにhfe揃ってるわ。だいたい70台でしたね。
酷使されてはなさそうな予感がします。
ちなみに半導体チェッカはPEAK社のDCA75と55を両方持っていて実用しているのですが、55だと不良が見抜けない場合があります。
個人的にはDCA75の方が信頼できます。
でもって再組み立てしますが、この構造はいただけないですね。面倒くさいの一言に尽きる。
ブロック交換するのがデフォで、ネチネチ部品交換する構造じゃないのかも知れませんが・・・。
とりあえず終段モジュールを組み付けて力尽きました。