成田山の食べ歩きグルメは、新勝寺の参道を観光しつつが最高に楽しい

成田国際空港、成田山新勝寺があることで有名な千葉県成田市。都内から電車で1時間ほどとアクセスも良く、普段はそれほど混まないので日帰り観光にオススメです。そんな成田で楽しみたいのが食べ歩きグルメ。成田山新勝寺の参道では、うなぎをはじめ、今川焼や串せんべい、成田ゆめ牧場のジェラート、地酒を使った酒まんじゅうなど、美味しいグルメをたっぷりと楽しめます。駅から新勝寺までの道すがら、ぜひここでしか味わえないものを食べてみてくださいね。初詣の時期は参拝客が押し寄せるため、人混みを避けたい人はお正月シーズン以外で訪れることをオススメします。(成田のグルメ)

成田山の食べ歩きグルメは、新勝寺の参道を観光しつつが最高に楽しい

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千葉県は、お隣である東京の陰に隠れがちな存在ですが、実は見どころがめちゃくちゃ多いのです。そして陰に隠れているからこそ、人混みが少なくて快適に観光できるというメリットもあります。

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成田なんてまさに穴場。参道~成田山新勝寺境内は「あ、今日は人通りが多いな」と思っても、ゆったり観光しながらお散歩するのには問題ないレベルなのです。

※ただし、初詣の参拝客数は300万人(推定)と寺院で堂々の1位なので、とにかくお正月はめちゃくちゃ混みます(特に三が日)。そうでないときはだいたいストレスフリー。

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「成田なんて遠くて行かないし…」「そっち方面は成田空港にしか用事ない」なんて言わないで、とにかく一度成田に来てみてほしいのです。上野からは京成線で1時間ちょっとですし、成田から成田空港は電車で10分とかかりません。成田散策だけを目的に出かけても、飛行機に乗るついでに訪れても、どちらでも満足できるはず。

こんなにオススメする理由のひとつが、食べ歩きグルメが充実していること!見どころも多いし、食べ歩きグルメもレベルが高い、観光地として最強すぎやしませんか?有名なのはうなぎ、鉄砲漬けなどですが、他にもここでしか食べられない美味しいものがよりどりみどり。今回の記事では、成田山新勝寺の参道をメインに、成田のオススメグルメを紹介します!

【もくじ】

ちなみに、成田といえば思い出される「成田屋」。市川團十郎家の屋号ですが、まさにこの成田山新勝寺に由来しています。江戸時代、子に恵まれなかった初代市川團十郎が、成田山で子宝祈願したところ、二代目團十郎を授かりました。それ以来、市川家は成田山をより一層ひいきにし、屋号を成田屋にした……といわれています。成田山と市川家のつながりについては、公式ページが詳しいので、興味のある方はご覧ください。

 

1.【パン】うなぎ×パンの衝撃…!「ぱん茶屋 下田康生堂」

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この渋い建物、「ぱん茶屋」という看板があるとおり、実はパン屋さん。テイクアウトで食べ歩きもできるし、店内のイートインスペースも快く使わせてくれます。

店内に入ると、行儀よく並んだコッペぱんたちがお出迎えしてくれます。見るからにふわっふわなコッペぱんたちに、思わず顔がほころんでしまう……。

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お店の方にオススメを聞いたら、「よく売れるのはあんバターとイチゴジャムバターだけど、オススメはピーナッツクリームですね」とのことだったので、あんバター(260円)とピーナッツクリーム(310円)を注文。

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なんというかわいらしいフォルムなんだろう……。イートインならば食べやすいように半分にカットしてくれます。

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こっちはあんバター。ひんやりしたバターとあんこが口の中でとけて一体化するときの、言葉にできない幸せったら……!問答無用でうまいです。まわりのパンのほうは程よくしっとりしていて、ちゃんと小麦の香りがするオーソドックスに美味しいパンでした。

 

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こちらはピーナッツクリーム。結論からいうと、これはまじでヤバいです。

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食べかけの汚い写真ですみません。でも見てほしいのです、ピーナッツの粒がごろごろ入っているのがわかりますか?これ、ちょっと奪い合いになるレベルでウマいです。食感まで楽しいですし、甘すぎなくて本当に美味しい。お腹に余裕があればもう1個食べたいくらい美味しかったです。超オススメ。

 

そして問題のうなぎパン(615円)。こちらのぱん茶屋 下田康生堂が以前うなぎ屋さんだったことにちなんで作ったパンだそう。

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要は、成田の名物を挟んだパン、ということなのですが、パン×うなぎ×鉄砲漬けは本当に合うのでしょうか…?うなぎパンはお願いすれば温めてもらえます。

というわけで断面がこちら。少しわかりにくいですが、うなぎの蒲焼の下に刻んだ鉄砲漬けが挟まれています。

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味の感想は率直にいうと「あ、意外と合う」。蒲焼と鉄砲漬けの個性を、パンが想像以上の包容力でまとめあげています。パンすげぇな。ただし、ちょっと味が濃いので、2人で1個くらいがオススメかな、と思います。

余談ですが、参道にある漢方薬局のほうの「下田康生堂」。写真から伝わるとおり、カオスです。

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※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください

 

2.【うなぎ】必ず立ち寄りたい老舗「川豊」

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利根川と印旛沼に挟まれた成田は、昔からのウナギの生産地。江戸時代からの成田山参詣人気と、平賀源内推奨の「土用の丑の日」習慣を理由に、成田山の参道にはウナギ屋さんが軒を連ねるようになりました。

その中でも参道入口寄りのこちら「川豊(かわとよ)」は超人気店!ハイシーズンでないときでも、お昼時には整理券をもらって入店待ちをするのが普通です。このときは11時台に伺ったので、運よく待たずに入店できました。それでも本当に「ギリギリあいていた席」に通してもらった感じ。

 

店頭では、職人さんたちがテキパキとウナギをさばき、串打ちし、また焼いているところを見学できます。観光客が思わず足を止めるポイントのひとつ。なかなか見られるものではないので、見学させてもらうとよいと思います。筆者は何度通っても思わず足を止めてしまいます。ウナギを焼く良い香りがするからという理由もありますが……。趣深い建物もじっくり眺める価値ありです。

 

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おしながきは下の写真のとおり。うな重は「特上うな重」「上うな重」「うな重」の3種類。ウナギのサイズによって値段が異なります。今回はうな重(2,500円)+きも吸(100円)をセレクトしました。

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ウナギのほか、川魚の代表である鯉料理も名物です。

 

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見てください、このすばらしきうな重……!造型的な美を感じてしまうのは筆者だけでしょうか。いただきます!

ふっかふかでテリッテリであります。どこから眺めても美しい……。

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創業以来継ぎ足されているタレは、さっぱりした甘さ。身は肉厚でふわっふわ、皮はゼラチンでとろっとろ。極楽浄土です。やわらかくて香ばしい…いくらでも食べていたい…まだ食べ歩き2軒目だけど、これで終わりでもいい……

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割きたて、蒸したて、焼きたてがこの味の理由だなぁ、これも数時間前にそこで割かれたんだろうなぁ、ウナギさんありがとう……なんて考えてるうちにぺろり。

ごちそうさまでした!

川豊
〒286-0027 千葉県成田市仲町386
3,000円(平均)

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください

 

3.【今川焼】餡がとろ~り!アッツアツな「金時の甘太郎焼」

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周辺に良い香りを漂わせているのは、食べ歩きのド定番、今川焼きです。地域によっては大判焼き、回転焼きといった別名称もあるそうですね。

こちらの「金時の甘太郎焼」は観光客のみならず、地元の人もよく買いに来る人気店です。「あずきあん」と「しろあん」があり、1個120円。店頭ではひたすら焼かれる今川焼きを眺めることができます。

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(なんでそこの3つはしろあんじゃなくてあずきあんなんだ…?)などと焼き方の規則性にモヤモヤしながら眺めるのもまた楽しいということで。

1つずつ購入しました。熱々の状態で包んでくれます。

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どちらもあんたっぷり!中までアッツアツですのでヤケド注意です。

ここの大判焼きは中の餡がどちらもトロッとしているのがポイント。白あんといえば、どちらかというとホックリしたイメージがありますが、ここのはだいぶねっとりとした食感。生地を割ると流れ出てくるくらいのトロトロぶりですが、それが美味しいのですよ……!あずきもしろも、良い材料を惜しげもなく使っている印象があります。そのくらいしっかりと、まめまめしいです。

個人的にはあずきあんのほうが香りがあって好きなのですが、しろあんも捨てがたい。ちなみに、あずきあんのほうが甘さ控えめな印象です。

 

店名:金時の甘太郎焼
住所:千葉県成田市花崎町527
TEL:0476-22-0823

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです
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4.【串せん】焼きたてはスルー不可避「林田のおせんべい」

お次は食べ歩きの定番、おせんべい!こちらの「林田のおせんべい」では食べ歩きに便利な串せんが売っています。

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参道を歩いていくと右側にあります。大きなお店&醤油のいい香りがするので見逃すことはないです、たぶん(お店の外観を撮り忘れました…申し訳ございません……)。

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串せんは、丸い形のしょうゆ(100円)と、細長い形のみたらし(150円)の2種類があります。ちょうどしょうゆが焼きたてだったようで、猛烈にいい香りが……そんなに焼きたてアピールされたら買うしかないでしょう。

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↑こちらがみたらし。

 

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しょうゆのほうはまだ温かくて袋に湯気がー!(ちなみに、焼きたてのせんべいは串に刺さっていませんので悪しからず) パリンっと小気味よい音で割れる正統派せんべいです。千葉は醤油の生産地としても有名ですが(生産量は日本一!)、このせんべいも香りがよくて、まろやかで美味しい醤油を使っている感じがしました。お米の香りもふんわり漂います。温かいせんべいって、なんでこんなに美味しいのでしょうねぇ。

みたらしのほうはやわらかいです。店員さんいわく「ご年配の方にもお召し上がりいただけます」とのこと。ぬれせんべいまではいかないけど、ほどよくしっとりもちもちしています。こちらもとても美味しかったです。甘じょっぱ党の人は絶対に好きだと思います。

 

店名:林田のおせんべい
住所:千葉県成田市幸町490
TEL:0476-22-0138

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです
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5.【やきそば】地元民から愛され続ける「鉄板やきそば 鈴木」

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地元民から愛される焼きそば屋さん。その名も「鉄板やきそば 鈴木」。写真から伝わるとおり、すごくキュンとするチャーミングなお店なので、そういうのが好きな人にはぜひ足を運んでもらいたいです。実は筆者も訪れたのが初めてなのですが、成田育ちの知人によれば「だいぶ昔からあるお店で、お客さんはほとんど地元の人だと思う」とのこと。

まず、メニューは焼きそば一択で、並・大盛・特大という量の選択肢しかありません。並が500円で、そこから1ランク量が増えるごとに100円増しという明朗な価格設定。持ち帰りもできますが、その場合は大盛までとのこと。

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店に入ると、この価格表の奥にある鉄板に大量の焼きそばが見えます。ソースのいい香り……。おとうさんが1人でやっているお店のようで「並1つお願いします」と伝えると、「はい、じゃあ座って待ってて」といわれます。おとうさんが鉄板で炒め直してくれるようです。

そして振り返るとこう。

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圧倒的な昭和感。すごい。やばい。このポットとか見たのいつぶりだろう……。

参道沿いからは外れた、それなりに不便なところにあるのに、「満席にはならないけどノーゲストにもならない」という感じでした(訪れたのは12時頃)。持ち帰りで買いに来ている人も多く、本当に地元の人が来るお店なのだろうなぁと推察されます。

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パッと見は「ふつうの焼きそば」ですが、麺が太くて、そして短い!唇が照り照りするくらい、少し油っこく感じましたが、麺に独特の旨みがあって食べ進んでしまいました。個人的には「紅生姜とめちゃくちゃ合う焼きそば」として推したいと思います。あと、並でもけっこう量が多いです。少食な方は少なめにしてくださいとお願いしたほうが良さそうですね。

「それなりに不便なところにある」と書きましたが、その理由はコレです。

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お店に行くまでにはけっこう急な坂が待ち構えております。写真では普通そうに見えますが、これだいぶ急。ここを乗り越えてようやく焼きそばたどり着けるのですが、我々以外はみんな車で来ているようでした(地元の人だから当たり前かもしれませんが)。 

 

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください

 

6.【コーヒー】こんな所で本格コーヒー!「芳栄 HOUEI COFFEE」

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メインの参道から少しそれた新参道にあるコーヒー屋さん。パッと見ではそれとわかりませんが、挽きたて淹れたての超本格的なコーヒーを味わえます。コーヒー好きならぜひ立ち寄ってみてほしい。

お店の奥には……

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ロースター併設!ビックリするほど向かいの駐車場が映り込んでしまっていますが、本当にロースターがあるのです。本当なんだ、信じてくれ……。

(と思ったら、公式Twitterで中の写真がアップされていました)

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本格的なわりにお値段はお手頃。アイスコーヒー(レギュラーサイズ300円)とアイスカフェラテ(レギュラーサイズ400円)をお願いしました。

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けっこうガツンとしたコーヒーが好きな人には特にオススメできるかと思いました。筆者は酸味のあるコーヒーがあまり得意ではありませんが、このコーヒーはもろタイプ。香りと苦味のバランスがちょうどよかったです。カップに貼ってあるお店ロゴもかわいい……。

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こんなかわいいスイーツも。コーヒーに栗ようかん、なんて幸せな出会いなんだ……。

「HOUEI COFFEE and STORE」という名前のとおり、コーヒーだけでなく、ようかんやせんべいといったカジュアルなお土産も販売していました。

 

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです
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7.【ジェラート】濃厚なめらかだけど後味さっぱり!「成田ゆめ牧場」

成田市内にある「成田ゆめ牧場」が直営するお店。こういったゆめ牧場のアンテナショップは周辺になんと5店舗あります。今回はジェラートを販売している門前店へ行ってみました(その他は後述しますね)。HOUEI COFFEEのお隣ですので、これからの季節はジェラートとホットコーヒーを組み合わせても良さそう。ジェラートだけでなくソフトクリームなんかも販売しています。

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(またもや外観撮り忘れましたが、公式ページに写真があります)

ミルク、クリームチーズといった牧場っぽいフレーバーはじめ、いちごや抹茶、チョコレート、かぼちゃなどがありました。今回は定番のミルクと、秋らしくかぼちゃをセレクト。ダブル(2種類のジェラート)は500円、シングルは380円です。いずれもカップ or コーンを選べます。

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ミルクもかぼちゃも濃ッ厚……!一口目で思わず目をカッと見開いてしまうほど濃厚ですが、しつこくない甘さで本当にめちゃくちゃ美味しいです。大げさではなく、今まで食べたジェラートのなかで一番美味しい。スプーンで持ち上げるとジェラートだけあって粘りますが、いったん口の中に入るとなめらか~~~に、ほどけるようにとけていきます。幸せ。これから寒くなりますが、本当に美味しいのでぜひ食べてほしいです。

 

店名:成田ゆめ牧場 門前店
住所:千葉県成田市東町601-2
TEL:0476-23-6584

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。

 

そのほかにもこんな店舗があります!

 

成田ゆめ牧場 薬師堂前店(千葉県成田市上町562)

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自家製チーズケーキ「まきばの夢」をメインに販売。食べ歩きにはソフトクリームを!

 

 

8.【焼き団子】1本ずつ炭火で焼いてもらえる「榎屋」

以前は「もんぜんや」という屋号だったお団子屋さん。いまは運営母体が変わって、榎屋(えのきや)さんとなったそうです。「でもメニューは変わってませんねぇ」とお団子を焼くお店の方。

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団子を焼いているところを熱心に撮影していたらお店の外観を撮り忘れました。申し訳ありません……。注文すると、こうして1本1本炭火で丁寧に焼いてくれます。大きなお団子に胸が高鳴ります。

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人気の味を聞いたところ、味噌ダレとみたらしがツートップとのこと。散々悩んで味噌ダレを注文したものの、直後に他のお客さんがごま餡を食べているのを見てしまい、思わずもう1本頼みそうになりました。すっごい良い香りだったんですよ、ごま餡……。ごま餡もオススメしておきます。食べてないけど。

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筆者は群馬の焼きまんじゅうが最高に好きなのですが、まさにあの感じのタレです。これこれ~!甘じょっぱいは正義ですね。お団子は歯切れの良いモチモチ感で、タレによく合います。

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しょっぱすぎず、かといって甘すぎず、ちょうど良い塩梅の味でした。お腹にずしっとくるかと思いきや、意外と軽~くパクパクといけてしまいます。

 

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです
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9.※閉業【さつまあげ】ついビールがほしくなる…!「Share's Kitchen」

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お団子屋さんのちょうど向かいにある「Share's Kitchen(シェアーズキッチン)」。千葉の地のものを売っているお店です。こちらの食べ歩きグルメは「銚子キャベツボール」。何かというと、ボール状のさつまあげです。

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プレーン味とカレー味がありまして、どちらも試食させてもらえます。試食したうえで厳正なる脳内会議を行った結果、どっちも美味しかったのでどっちも買いました。カップか串を選べますが、いずれも2ボールで300円。1つ1つがすごい重量感です。

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なかなかのボリュームですが、あっさり味なのでパクパクいけます。

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こちらはプレーン味の断面。プリッとしていて美味しい。

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カレー味もうまーい!これは子どもにも好かれそうな味だと思います。といいつつ、筆者はビールがほしくなりました。

こちらのお店にはキャベツボール以外にもお土産用の干物や千葉県産の野菜なども売っています。旬のものが揃っているようなので、荷物に余裕のある人は買って帰ってみても良さそうです。

 

店名:Share's Kitchen(シェアーズキッチン)※閉業
住所:千葉県成田市上町553-2
TEL:0476-24-5000
 

 

10.【酒まんじゅう】歩き疲れたら甘いものを補充しよう「鍋屋源五右衛門」

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成田の日本酒「仁勇」「不動」という2つの銘柄で知られる蔵元「鍋店(なべだな)」の直営店です。お店の正式名称は「鍋屋源五右衛門」。こちらの店頭で売っているのが、ふかしたて熱々の酒饅頭…!

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「仁勇」の酒粕を使った酒饅頭で、1個150円。生地からも餡からもお酒の香りがふわ~ん。香りだけで酔っ払いそうなくらい、しっかりとお酒が香ります。

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酒粕を使った甘酒も売っていたのでセットでこちらも。アイスは200円、ホットは150円とのことです。脳味噌にガツンとくる甘さ!歩き疲れたときに良さげです。

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店内には各種日本酒が揃っています。中には、成田のご当地キャラ「うなりくん」のかわいすぎるラベルのものも。

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ちなみに、うなりくんはうなぎ+飛行機というキャラクター。ご当地キャラ戦国時代の現代においても、かなりハイレベルだと勝手に思っています。かわいい。

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▲観光案内所にぶら下がっていたうなりくん。かわいい。

 

店名:鍋屋源五右衛門
住所:千葉県成田市本町338
TEL:0476-22-2847

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11.【エクレア】濃厚なのに重たくない絶品スイーツ「クール・ドゥ・ショコラ」

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こちらの小ぢんまりとしたかわいらしいお店、フランス人のパティシエ&ショコラティエが手がける「Coeur de chocolat(クール・ドゥ・ショコラ)」です。店名にショコラと入っているとおりチョコレートがメイン……というわけでもなく、フランスのスイーツ全体を取り扱っているとのこと。高温多湿を嫌うチョコレートは冬~春限定で、11月くらいから取り扱いが始まるそうです。

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美味しそうなケーキたちがお出迎えです。「バナナ&シナモンのタルト」「タルトシトロン」など食べたいものはたっくさんあるのですが、ここはとりあえず、ショコラティエということもありますし「エクレア ショコラ」(320円)を。

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うっまい!!!!!!

ほどよくザクザク感のある生地、香り高くて濃っ厚なチョコレートクリーム(ガナッシュに近いですかね)がたまらなく美味しいのです……。甘すぎないし、香りがしっかりしているので、重厚なスイーツなはずなのに何個でも食べたくなります。そしてこの原稿を書きながら、また猛烈に食べたくなっている。そのくらい強烈にうまいです。

悲しいかな、甘いものを食べると胃がもたれる年齢になってしまいましたが、不思議なもので、このエクレアは軽く7個は食べられると思います。

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帰り際に発見したこの「クロワッサンワッフル」(200円)も絶対にヤバいと思います。

 

店名:Coeur de chocolat(クール・ドゥ・ショコラ)
住所:千葉県成田市花崎町533 成田屋テナント1F
TEL:0476-36-8550

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12.【和菓子】お土産はやっぱり「なごみの米屋」 

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千葉県民なら一度は聞いたことがある、いやここのお菓子を食べたことがあるであろう「なごみの米屋(よねや)」。総本店はここ成田にあるのです。店内はお土産屋さんの様相ですが、この建物の奥には「成田羊羹資料館」まであります。

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入館無料ですので、時間があればぜひ寄ってみてくださいね。そんなに見どころないっしょ~と軽い気持ちで入ると、良い意味で期待を裏切られます。なんと企画展までやっているので、成田に行くたびに寄るのも楽しいです。取材時の企画展は「江戸時代の菓子展」でした。

米屋といえば「栗ようかん」なのですが、ここでは筆者が愛してやまないお菓子を紹介させてください。何かというと「ぴーなっつ最中」であります。もちろんようかんもどら焼きも美味しいのですが、何はともあれぴーなっつ最中なのであります。今回はぴーなっつ最中とぴーなっつ饅頭が4個ずつ入った「千葉めぐり」(1,080円)をお土産に購入してみました。

何がいいかっていいますと、

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このように外箱もかわいければ、

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個袋までかわいい……。抜け目のないお土産です。ちなみにこのキャラクターは「ぴーちゃん」といって、四つ葉のクローバーを持っている個体はわりとレアなのだそうです。

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中身のお菓子そのものもかわいい……!!!再現度の高さよ。千葉のピーナッツ愛はかくまで深いのです。

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さて、筆者が見かけたら絶対に買ってしまうぴーなっつ最中ですが、中の餡はねっとり系。餡には甘く煮たほっくり食感のピーナッツが入っており、これが超うまいんです。もはや発明だと思います。ピーナッツの新たな可能性を教えてくれてありがとう、米屋さん……。

外側の最中の皮の香ばしさと、餡がよく合っていて最高。濃い目に入れたお茶があるとさらに最の高です。

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ぴーなっつ饅頭の皮は栗しぐれのソレのような感じで、中にはホクホク系の餡が入っています。甘さがしつこくなくて、非常に上品。パッケージのかわいらしさからは想像もつかないくらいのレベルの高いお菓子に仕上がっています。ちなみに、甘いものが苦手な筆者の家族も、これだけはパクパクと食べています。

 

……と、成田ではなく千葉名産のピーナッツを推しまくってしまいましたが、成田のお土産をちょうどよく詰め合わせたものも米屋さんでは販売していました。これは便利そう。

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店名:なごみの米屋(よねや)総本店
住所:千葉県成田市上町500
TEL:0476-22-1661

より成田駅に近い店舗もあるので、荷物持って歩くのヤダーって人はこちらもどうぞ。

店名:なごみの米屋 JR成田駅前店
住所:千葉県成田市花崎町828-11 スカイタウン成田1階
TEL: 0476-20-0753

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください

 

13.【ピーナッツつめ放題】童心にかえって楽しめる「房の駅」

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千葉県内で車を走らせていると時々見かける「房の駅」。県内産の野菜や果物ほか、千葉みやげが揃っている道の駅です。 

店内に入ると目をひくのが、こちらです。

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「Enjoy Peanuts」(1カップ500円)というもの。チョコレート、レアチーズケーキ、いちご、黒ごま、きなこ、わさび醤油、レモン、バナナ、抹茶、キャラメル、ホワイトチョコ、コーヒーという12種類のフレーバーのピーナッツがありまして、好きな味を好きなだけカップに詰めるシステムです。え、こんなに試食して大丈夫?というくらい気前よく試食させてもらえるので、「きなこ味うま~い!多めに入れよ~」などと楽しく詰め作業ができます。こういうの、つい童心にかえって楽しんじゃいますよねぇ。

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だいたい美味しかったので、いろんなものをバランスよく詰めてみました。

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優柔不断っぷりが伝わる写真ですね。

 

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ここの房の駅にはイートインスペースもあり、アイスクリームやスムージー、店内で販売しているお弁当、焼きたてパンなどをゆっくり食べられます。

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店名:成田参道 房の駅
住所:千葉県成田市上町546-3
TEL:0476-85-4823

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください

 

【紹介したお店のマップ】  

 

魅力がたっぷり詰まった成田。ぜひ一度、足を運んでみてくださいね!

 
                           
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