『孤独のグルメ』にもかつて登場した、横浜の隠れた名店「第一亭」の「チート」と「パタン」が最高すぎる

かつて『孤独のグルメ』でも取り上げられた横浜・日の出町の隠れ家的名店「第一亭」の看板メニュー「チート」をご存知でしょうか?豚の胃袋の生姜煮ですが、ここでしか食べられない?ということで、来店された方がみな頼み、1日に100食出るのだとか。そしてドラマにも登場した裏メニューの「パタン」。果たしてこの2品、どんなお味だったのでしょうか。(桜木町のグルメ・ランチ)

『孤独のグルメ』にもかつて登場した、横浜の隠れた名店「第一亭」の「チート」と「パタン」が最高すぎる

超人気グルメドラマにも登場したあのメニューです

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こんにちは!

突然ですが皆様、「チート」に「パタン」という名前の料理をご存知ですか?

「何語なのそれ?」「えっ?料理名?」という声が聞こえてきますが、私も初めて聞いた時は困惑をしました。

しかし、かの有名な『孤独のグルメ』でゴローさんも舌鼓を打った、横浜野毛にある「第一亭」の激ウマな料理のことだそうです。

一体どんなものなのか想像すらつかないのでとにかく百聞は一見にしかずってことで早速いってきました!!

 

いざ「横浜第一亭」へ。

横浜駅から京急線に乗り換え、赤い電車にゆられること約4分。はい、着きました!ここが日ノ出町駅です。

駅から歩いて約2分。少し細い路地に入ると目に入るのがこれ。

 

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トントントントントン!!!!!豚豚豚豚豚!!!!

どうやらチートとパタンは豚なのか……?

 

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お店の外観をカメラで撮っていたら通りがかった人に「ここおいしいよ~!」と声をかけられました。

なぞのチートとパタンに期待度があがります。

 

少しどきどきしながら昔ながらの暖簾をくぐってがらがらっと扉を開けます。

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いやー……なんとも懐かしい雰囲気の漂う……ん???

いや……気のせいでしょう。なんだか奥の方に……いや。気のせいだ。

 

店の奥からみたらこんな感じ。

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座敷とテーブル席とカウンター席があります。

ふと壁を見ると禁煙の貼紙があります。

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ん???

 

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こ、これは……なんぞ……???やはりさっきのお見かけしたのは気のせいではなかったのか……!?

 

そして突然ウェルカムソングを歌ってくださいました。 

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はい、この方こそ第一亭店主のまささんです。

いやーギターもお上手ですし声がなにしろ良かったです!

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何だろう……この雰囲気、入店3分ですごく馴染めます。

 

ぷりぷりのホルモン炒めにビールが最高!

例の人気メニューより先に、このお店でよくでるというホルモン炒めをいただきます!

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ネギのしゃきしゃきとホルモンのコリコリ感がたまらない!!!

ちょっとピリ辛なのは、にんにく味噌を使っているからです。

 

このお味、創業者の先代が95歳になった今でも味を見ているそうなので、創業当時からの変わらない歴史を感じます。

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くーーーーーっ!ビールにこれがまたあうんだなあ。たまりません。

 

 

 

いよいよ登場です!こちらが「チート」です

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こ、これが噂のチ、チート……!!!豚の胃のことをチートというみたいです。

 

なんでも、毎朝くる豚の卸売りの人がチートというから、チートという名前になったそうです。

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ぱくっと一口……やわらかーーーい!!!しょうがの少しくせのある味とネギの辛味が見事にマッチしています。。これもまた……ビールに合う……!!!!!

 

チートはほぼお客さんは頼まれるそうで、一日に少なくても100食以上はでているそうです。

 

 

野毛のペペロンチーノ?!パタンが病みつきすぎる!

ではでは待ってました!さっそくパタン頼みましょう!

メニューにも載っていないこの料理。注文するのにちょっと緊張します。

 

「パ、パタンお願いします」「はーい」

 

……普通に注文がとおりました。

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きたーーーーーー!!!!この普通の麺の1.5倍の量!そして生ニンニク!迫力があります。

 

最初は混ぜてそのまま。 

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〇メトーークのにんにく芸人の回をみた時からずっとにんにくを欲していた私……

 

ついに!!生ニンニク!いただきます。

 

舌の味蕾もびっくり!!がつーーーんとにんにくが効いてます。

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また違う味を堪能したかったら、一緒についてくるスープにつけてつけ麺のようにして食すと、にんにくが少しマイルドになって良いです。

 

このスープもまた創業から変わらぬ、だしが効いていてあっさりとしたお味になっていて麺と相性ばっちりです。

 

昔はこのパタンは常連さんしか知らない裏メニューでしたが、インターネットのない時代からどんどんと口コミで広まっていったそうです。

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パタンをいただいている間にも横で歌う店主さん。

 

ごちそうさまでした!また来ます

 

昭和34年から、親の代で創業され、現在は仲良し三兄弟で経営されているこのお店。

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左から次女、長女、末っ子(店主)

 

お料理もおいしいですがそれだけではない温かい気持ちを感じることができ、ゆっくりと時間が流れる店内、なんだか第二の実家に戻ってきたような、そんな気分になることができました。

 

不思議なことに、お店をでるころにはこのお三方につられてなんだか自然と笑顔がこぼれてしまいます。

 

最近では店内が女子会かっていうほどに女性のグループばかりの日もあったり、家族できているお客さんも増えているそうです。

男性にはもちろんですが、女性にもお越しいただいて料理と雰囲気を味わっていただきたいお店です。

 

横浜からちょっとだけ足をのばした野毛の隠れた名所「第一亭」にぜひ訪れてみてください。

 

 

 

 

 

紹介したお店 

第一亭

TEL:045-231-6137

住所:神奈川県横浜市中区日ノ出町1-20

 

著者プロフィール

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佐藤樹里

大卒で水泳インストラクター兼管理栄養士として勤務。その後フィリピン留学を経てカナダ・バンクーバーへワーホリにて、約1年渡航。現地のブランチレストランでカナダ人のシェフと共にシェフアシスタントとして働く。帰国後はアスリート向けの食堂と老人ホーム厨房にてWワークを経て転職。夢は世界に羽ばたくスポーツ栄養士。

 [Twitter] https://twitter.com/JuriJapan1

 

(編集:河瀬璃菜/フードクリエイティブファクトリー http://foodcreativefactory.com/)

 
                           
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