「海外の科学者や心理学者らが共同で研究し、何年もかけて作り上げたもの」だそうなんですが、その「海外の科学者や心理学者」とは誰なんでしょう?
http://jp.epochtimes.com/jp/2009/05/html/d95864.html
おそらく下記のサイトではないかと思います。
ShapeTest.com
このサイトでは3つ選んで、その後3つを分けていくという少し本格的?な形で
テストが進みますが、他のサイトやブログなどは、このサイトの簡易版のようで、
単に1を選んだ人はどんな性格・・・みたくしています。
上記サイトにはこの手法を計算した数式などを出していますが、「この結果で
笑ったら、今度は他の人にも教えてね」と書いていますし、まあ基本的にジョーク
サイトですね。
脳内メーカーみたいなものと考えればよいかと。「世界でもっとも」「複数の
心理学者が」「長年にわたり」というのがあると、テストする人が信じてしまう
のがよくわかります。
内容は血液型占いと同じで、だれでもそういわれればそうかも(外れていても
悪い気はしない)程度のものです。
少なくともこの結果をまじめに受け止めることはないでしょうし、かといって
偽科学と糾弾するほどの内容でもないでしょう。
ただ、伝言ゲームのようにネットで伝わると、また信憑性が高まる(見ると死ぬ
絵とか)という点で、リテラシーについて考えるよい事例かもしれません。
ありがとうございます。
このサイトのテストは少し複雑で、ほかのサイトのものとは違いますね。
図形のカードにも"The Furnham Color Cards"という名前がついているようですが、検索してもこのサイトしか引っかからないので、どうもこの名前で普及しているというわけでもなさそうです。
こちらでも独自に調べたところ、この図形テストはどうやらUlla Zangという人が発表したものらしいということがわかりました。ullazang.comはすでになくなっていますが、インターネットアーカイブにキャッシュが残っていました。
http://web.archive.org/web/*/http://www.ullazang.com/personality.html
性格テストのページは1998年1月から存在しており、調べた限りではネット上でいちばん古いようです。
http://web.archive.org/web/20070116234118/http://www.ullazang.co...
Ulla Zangさんはこの図形と文章の権利を主張しています。
この人物の素性は検索しても全然出てこないので不明ですが、少なくとも「海外の科学者や心理学者らが共同で研究し」というのはウソみたいですね。
とりあえず作者らしき人が見つかったので、今回の調査は終了としたいと思います。