いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

クリスマスの孵化

今日はクリスマス。

 

私が起きるのに合わせ、娘もむくりと起きて、先にリビングへと駆けていった。あとで言うには、パパより先にサンタからのプレゼントがあるかどうかを見たかったとのことだ。

 

きてた!と娘は声を上げ、弟の方の大きな袋も気にしつつも、さっそく自分の方の袋をあけはじめた。彼女はサンタさんの手紙に、欲張りなことに4つもお願いをしていたので、そのうちのどれがもらえたのか、早く知りたかったのだろう。

 

ひらくと頼んでいたうちの2つ(創作系のキャラクター系グッズ)と、いくつかの小物が入っていた。この2つは前日、娘が予想していたどおりである。彼女は「サンタさんは目に悪いものはくれないかもだから・・・」と、こなかった方の液晶画面がついた2つは来ないのではと予想していたのだった。

 

娘がさっそくもらったプレゼントのひとつで遊び始めたくらいで、息子もママと一緒に起きてきた。息子はねむけまなこを擦りながらだったが、姉に促され、自分に来たプレゼントを見つけると、かっと目を開いてプレゼントを開け始めた。

 

彼はひとつのプレゼントだけをリクエストしていたので、まさにそれが届いていた。最近発売され、テレビCMでも見かける、卵から生まれてくるしゃべるぬいぐるみである。

 

私は朝からミーティングがあったので、そこで自室へと戻って仕事の準備をはじめたが、リビングではさっそく卵を机の上に出し、孵化の儀式を他の家族が見守っているようだった。

 

結局、ミーティング開始前に娘が私を呼びに来て、孵化の瞬間には私も立ち会うことができた。カラフルなライトとご機嫌な音楽と共にぬいぐるみが生まれてきて、息子はそれを嬉しそうに抱き上げていた。

 

そこから、仕事の合間合間にリビングを覗いたが、子供たちはどちらも楽しそうにもらったプレゼントで遊んでいるようだった。子供時代を思い出すと、クリスマスほど幸せな日はなかったように思う。

 

今日は幸いにも一日家で仕事ができたので嬉しかった。明日は今年最後のクライアント先への出勤となる。有終の美を飾れるように、しっかりと取り組もう。