家選び
仕事といっても学生としてなので収入は無し。
しかも新居建設途中に決まったことで、貯蓄は家の頭金で消えていた・・・。
あわててカーテンや照明、庭造りを断念&ローコストに抑えて、私や子どもの学資保険の見直し解約までして・・・それでも、ああ、ジリ貧の生活・・・。
それまで数年間マニラで駐在していたのとは大違いの経済事情での出発でした。
しかもロンドンは、世界一物価の高い国のひとつ。なかでも家計で大きく響くのは家賃です。先に渡英して物件を決める夫は一大事。前回もマニラで物件を決めたとき妻に難癖つけられた経験があり、しかも今回は予算枠が厳しく大変だったでしょう。妻としては色々リクエストはあったのですが、条件の最上位が、部屋は小さくとも広い庭があること。英国は子どもの躾に厳しく、レストランでは犬と子どもおことわりがあるほど。近所づきあいでも子どもの騒音がトラブルの元になることが多いと聞いたので、室内で静かにさせなくてはならないのなら、せめて庭では走り回れるようにと考えたのです。結局ご近所さんも良い方ばかりでトラブルどころか助けてもらってばかりでした。そして庭があって本当に良かった!!!
1LDKの小さなスペースに、家族4人・・・。しかも子どもは騒ぎまわりたい5歳と3歳。リビングは論文作成と課題提出に追われたパパが独占していたので、たびたび庭にこんな即席テントが張られ、子どもの隠れ家になりました。テントといっても、リビングの折りたたみ椅子にシーツを引っ掛けただけですけどね。でも子ども達は大喜びでした。
