儲かるWEBサービスのネタの種

It were not best that we should all think alike; it is difference of opinion that makes horseraces.

改めて「ユーザー目線」の重要さを考える~クックパッドのアップデート時におけるレビュー悪化に学ぶ~

最近ソーシャルゲームの話題を連投していたので、少し毛色の違う話題について書いておきます。タイトルにもありますが最近行われたクックパッドのiPhoneアプリのアップデートに関してです。どういう話かを簡単に説明すると、先日クックパッドが大幅なUI改変を行なってアプリをアップデートしたら、一部の層にはUIが良くなったと評判が良かったんですが、実際に使っている主婦層だと考えられる人達にウケが悪くAppStoreのレビュー欄が☆1だらけになったという話です。

実際、自分は新UIのクックパッドを初めて触った時、最近のiPhoneアプリにおいて使いやすいとされるUIを盛り込んだ素敵な改善だと感じました。またtwitetrやFacebookなどweb上での反応も比較的、好反応なものが多かったように思います。ですが先にも書いたようにAppStoreのレビュー欄は散々でした。下に挙げたのは一部に過ぎませんが画像のようなレビューでレビュー欄が埋め尽くされています。

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今回の事象を見た時に最初自分は『ネットリテラシーの高い人達には今回のUI改変は受け入れられたけど、リテラシーの低い層が最近のUIのトレンドについていけずレビュー欄を荒らしてんなー。UIを大幅に改変する時は、チュートリアルとかで低リテラシー層への対応も考えとかないといけないんだなー。』とか考えてました。
けど「どういう人達が、わざわざAppStoreのレビューを書いてるんだろうな」とか「自分含めネット上でクックパッドのUIイイねって言ってる人達ってクックパッド使ってるんだっけ?」って考えてみた時に、『今回のUI改変を褒めてた人達ってどちらかと言うとクックパッドを使いまくってる人達ってよりはクックパッドを人気サービスの1つとして捉えてるだけの人達が多いのかもしれない』、『むしろ普段からずっとクックパッドを使ってきたヘビーユーザーの人達にとっては慣れ親しんだUIを変えられることは、基本的にはUI改悪だったのかもしれない』って気付きました(気のせいかもしれないけどww)。

これまでもWEBサービスを創る際には『ユーザー目線が重要』とか『つくり手目線になってないか』とか耳にタコができるくらい言われ意識してきたつもりだったけど、今回の事例を目の当たりにして改めて、ユーザー目線って難しいなって感じたので記事にしてみました。もし自分はクックパッドのUI改変にこう感じているっていうクックパッドユーザーの方がいらっしゃいましたら、ご意見を聞かせて頂けると嬉しいです。