産経「主張」の無原則な論説。

社民党と自衛隊　国民意識との乖離に唖然 - イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/365824/

　自社さ連立政権のとき、村山富市委員長のもとで日本社会党が自衛隊合憲論に転じたとき、トップの決断に末端の支持者は強く反発し、わたしの見る限りでは、これが社会党崩壊の最大級の原因になりました。その反省を出発点にした社会民主党が、容易に合憲論に転じるわけにいかないのは、当然のことです。ソレは「選挙目当て」などではなく、政治目的を果たすという党としての存立基盤に関わる問題だからです。
　自衛隊の海外派兵を否定する一方でハイチ大震災を受けたPKO参加を容認したことは「無原則な対応では、国際貢献の有力な手段が活用できまい」としていますが、原則を通すべきだとしているのか現実的に対処しろといっているのか、産経としてのスタンスが不明です。「日米同盟」と「日米安保体制」のすり替えは、これは意図的にすり替えをしているのではなく、そもそも産経自身に区別が付いていない可能性もありますが。