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Vim初心者::長い行を直感的に移動する方法について

はじめに

 Vimをはじめて使うと、モードとか、カーソルの移動のところがちょっと違うのではとか、いろいろと気になる点がでてくるかもしれません。
今日は、Vimで改行を入れないで長い行を入力したときのカーソル移動のことについてです。
キーマップでカーソルに割り当てることについても書いちゃいます。
 でも、なれたらVimの流儀で操作すると新しい発見があるので、初心者でもVimの流儀にもなれるとちょっとだけいいことがあるかもしれませんよ。

カーソル移動

改行を入れずに1行で長い文字を入力したときに、カーソルを下に移動したら直感的には1行目の文字が折り返している位置。つまり、カーソルの直下にカーソルが移動すれば直感的にはわかりやすいです。
でも、Vimだとカーソルのすぐ下ではなく、次の行に移動しちゃいます。

 Vimを使い始めたころはこの仕様に違和感を感じるかもしれません。でも、ちゃんと移動コマンドが用意されていて gj と gkで移動ができます。

 この場合だと、ノーマルモードで gj とタイプすると画面上の1行下に移動します。

カーソル移動概念図


1: ■aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa
aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa
2: ■ 

 ■がカーソル位置。1行目の1桁目にカーソルがあり、下矢印キーで移動した場合、画面上では3行目(正しくは2行目)に移動しちゃいます。




カーソルに割り当てちゃう

たぶん,gj gkを忘れちゃうので矢印キーに割り当てちゃうとちょっとだけ操作が楽になります。なれたらgj とgk も利用するとよいかもしれません。
WindowsのVimならば、_vimrcなどに以下のコードを記述しておくとカーソルキーで移動が直感的にできるようになります。j kは書き換えていないので、ちょっと良いかもと思っていますが、いかがでしょうか。

_vimrc


map <Up> gk
map <Down> gj
imap <Up> <Esc>gka
imap <Down> <Esc>gja




最後に

Vimは使いづらい。そう思われる方も多いのかもしれませんね。私は、VimはVimの個性として受け入れながら利用しています。そんな風に利用していると、小さな発見をするときがあります。
 でも、使いづらいと思うのならば無理して使う必要はありません。他にもテキストエディタはあるので、ご自分にあったテキストエディタを使うことが一番だと思います。

ちょっと、余裕のある方などはVimやemacsに挑戦してみるのも良いかもしれませんね。普通のテキストエディタには無い何かを、発見しちゃうかもしれません。
私はVimに慣れちゃって、emacsよりも利用頻度が多くなってきました。Vimの魅力はなになのか、私はまだわかっていません。でも、なぜだか気がつくとVimを使っています。そんな不思議な魅力に惹かれて今日もVimを利用しています。

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by potto37 | 2008-12-30 01:10 | ├ソフト
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