Vim - WindowsのCtrl+cでコピーをサポート
はじめに
Vimって慣れると使いやすいのだけど、慣れないとちょっと難しく感じるみたいですね。特に、Windowsユーザならば、コピー&ペーストの操作が違うために大変だったりします。慣れた方でも、WindowsのアプリとVim間でコピー&ペーストしようとすると、WindowsはCTRL+CでVimはCTRL+Insertなんてしてると頭の切り替えが追いつかなくなって、私なんかはWindowsでCTRL+Insertなんてやっちゃっています。なかにはCtrl+Insertもサポートしている賢いアプリもあるけど、やっぱりできないものもあったりして。
でも、普通のWindowsユーザならばCtrl+CってVimでも使いたくなりますよね。
VimにはWindowsユーザ向けにCtrL+Cをサポートする機能があります。
この機能を使うと、一部のかぶっているキーが使えなくなりますが、代替のキーが使えるんでさほど困りません。これがemacsですとCtrl+Cが使えなくなると大変なことになっちゃうけど、VimならばOKなので入れちゃっても困ることも少ないので良いかもしれません。今日は、たぶん知ってる方も多いと思いますが、Windowsユーザで最近Vimを始めた方に向けた内容です。
設定
Vimのフォルダに_vimrcってファイルを作成し、以下のコードを追加します。_vimrc ファイルがある場合は追加して下さいね。
"CTRL+Cをサポート
source $VIMRUNTIME/mswin.vim
Vimの一部のキーがかぶるために代替のキーを利用する必要があります。詳しくはヘルプのgui_w32.txtのgui-clipboardを参照して下さい。(:help gui-clipboard でも調べられます。)
- CTRL-Cの代わりに、マクロなどが無限ループに入っちゃったら、CTRL-Breakで止めて下さい。
- CTRL-Vの代わりに、方形視覚選択(Visualモードの一種)を開始する場合はCTRL-Qを代用して下さい。
最後に
本当はこの設定も入れないで、素のVimの状態で慣れる方がよいのですが、こんな方法で解消することもできます。特にWindowsのアプリとの連携でコピー&ペーストは頭の切り替えがちょっと大変だったりするのでこの方法以外にも、Windowsのキーの割り当てを変えちゃう方法もあります。AutoHotKeyなどを利用して書き換えちゃったり、またアプリもあるようです。どちらを選択するかはユーザの自由ですからいろいろ試して、自分にあった方法を見つけて下さいね。
素材はCafe Part2さんです。