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TAR／ター TAR

3.6点

監督：

トッド・フィールド

出演：

ケイト・ブランシェット、ノエミ・メルラン、ニーナ・ホス、ソフィー・カウアー、マーク・ストロング

ジャンル：

洋画 / ミステリー・サスペンス

スポットレンタル価格：55円(税込・送料別)help

トッド・フィールド監督、ケイト・ブランシェット主演によるサイコスリラー。現代音楽界を牽引する圧倒的カリスマとして君臨するリディア・ター。だが、名声を守り続けるための重圧と、何者かの陰謀によって、彼女の完璧な世界が少しずつ崩れ始める。

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TAR／ターの作品情報

（作品情報に関するお問い合わせ）


2022年	第79回ヴェネチア国際映画祭女優賞	ケイト・ブランシェット
2023年	第80回ゴールデン・グローブ賞主演女優賞＜ドラマ部門＞	ケイト・ブランシェット
2023年	第97回キネマ旬報ベスト・テン外国映画ベスト・テン第1位
2023年	第97回キネマ旬報ベスト・テン外国映画監督賞	トッド・フィールド

レンタル開始日：

2023-08-02

制作年：

2022年

制作国：

アメリカ

品番：

GNBR-11322

原題：

TAR

制作：

トッド・フィールド、スコット・ランバート、アレクサンドラ・ミルチャン

脚本：

トッド・フィールド

音楽：

ヒドゥル・グドナドッティル

収録時間：

158分

メーカー：

NBC ユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同会社

音声仕様：

英：ドルビーデジタル5.1ch

色：

カラー

字幕：

日・英

画面サイズ：

シネスコ

作品についているタグ

（タグ一覧）

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TAR／ターのレビュー

現在5件のレビューが投稿されています。

レビュー総合評価

★4つ (3.6点)

評価分布

星5つ: (0)
星4つ: (3)
星3つ: (2)
星2つ: (0)
星1つ: (0)

作品の印象

作品の印象グラフ

4点 2023-10-15 ヴィルトーゾ (6477)

ケイト・ブランシェットを骨の髄まで？堪能できる作品。
指揮が素人丸出しなことと（当たり前だが）劇中のマラ5の演奏が
愚鈍であったことがそれと悪く対比してしまったのが悔やまれる。

長尺な作品であったが非常に見応えがあった。全体の構成はあまり
良くないが、冒頭の対談シーンや音楽学校での指導シーンなどは
興味深く面白い。ソリスト云々までは出来映えも良い。

上記解説にある「何者かの陰謀」が中途半端な描写であること、
オケのコンミスとレズ関係にあるという脚本の必要性、
関係の無いレヴァインやデュトワの実名を出して流れ弾を乱射する、
というのはどうにも感心できなかった。

ラストの主人公の行動は衝撃的（痛快でもあったが。。。）で
さらにラストカットは笑劇的！作品の一貫性は失われたが悪くない。

クラシックに造詣をもつ方にはオススメできますが、主人公と
全ての出演キャラの間には某かの緊張感が纏わり付きますので
非常に疲れる作品であることはご承知置き頂きたい。

1人が参考になったと評価しています。

3点 2023-08-15 DVDあかり (2036)

描かれる権威、権力。それを持つ人の強靭さ図太さ危うさ脆さが執拗に描かれる。
そして…。
ケイト・ブランシェット怪演、圧巻。
珠玉の音楽演奏もあったものの、観客を相当に消耗させる作品世界だ。
幻覚とともに小さなノイズも重要な意味を持つらしいのだが、
それは家庭内視聴では難しく、私はこの作品を十分には味わい切れなかったようだ。
高いテンションをもって映画館で対峙すべき作品であった。

3点 2023-11-02 fatman1958 (2279)

ケイト・ブランシェットが快演ですね。
サイコスリラー？？とは思えなかったですね。
世界一の指揮者まで、昇り詰めたリディアが崩れていくところが見事に演出されてます。
２時間半の対策で、展開が若干、難解ですね。

4点 2023-09-09 いづみ屋 (2855)

この映画の中に満ちている様々な知的で含蓄のある対話ー例えば「小さな違いのナルシシズムは、最も退屈な順応につながる。」「（BIPOCー黒人、先住民、有色人種−である自分はバッハとつながることは難しい、といわれて）バッハの才能が、彼の性別、生まれた国、宗教、セクシュアリティなどに還元されるのなら、あなたの才能もそうでしょう。いつかあなたが社会に出て、オーケストラで指揮をするとき、あなたはどのような基準で評価されることを望むのだろうか？」「（バーンスタインがマーラーのアダージェットを悲劇を強調して12分で演奏したことについて）私たちは時間を扱っています。そしてこの曲は、痛ましい悲劇の中で生まれたのではありません。若い愛の中で生まれたのです。」ーから、この映画がどれだけ周到に準備され、練り上げてこられたものかが伺えて、それは日本でクラシック音楽をテーマにした、「蜜蜂と遠雷」とか「鋼と羊の森」といった映画との圧倒的な洛差を感じさせる。そして、ケイト・ブランシェットは、代表作とされる「あるスキャンダルの覚書」と「ブルージャスミン」において、精神の失調を来すヒロインを演じていたのであり、狂気を演じることにおいてはまり役であるといえる。製作費も莫大にかかっている感じもするが、しかし、話としては平凡なものだったと言えるだろう。

4点 2023-09-01 かずのこ (1881)

クラシック界の頂点に君臨する主人公が、
裏の顔を持ち、わずかなところから崩れていく悲劇を、
ケイト・ブランシェットの演技力と存在感でなしえた、彼女ありきの脚本と完成度。

男性主人公で構想された内容を、
演者がケイト・ブランシェットしかいないとして、女性に切り替えたらしいのですが、
結局ワインスタインのような話になってしまって・・・

ただそこは権力を握ったエロおやじと音楽界の頂点との違いはあって、
指揮者としての凄さはなるほど彼女にしかできないかもしれないレベルの高さ。
その指揮者以外で見せる高圧的な態度は、
少々やり過ぎ演出も感じられ、崩れていくさまがより落差をもって激しくなる。

とか、もっと期待したんだけど、
再起が思いのほか穏やかで、少々肩透かし。
現実味のある落としどころを選んだのかも知れませんが、
映画の完成度としてはイマイチな気がします。

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