ぽにょろん

思いついたこととメモ

WindowsでiOS Safariの実機デバッグをする

仕事でちょいと使う機会があったので、メモとして残します。
因みに原因はただのクエリセレクタの記法ミスだったのですが、
何故かChromeでは動いてしまうというアレなアレでした。

目次

TL;DR

  • ios-webkit-debug-proxy*1を使う
  • ios-webkit-debug-proxyのReadMeに従う
  • 端末の設定-Safari-詳細の「Webインスペクタ」をOn
  • iTunesがインストールされていること

検証環境

  • iOS11/iOS9
  • ios-webkit-debug-proxy 1.8.4
  • Windows10 1809

モチベーション

iOS実機SafariでのWebページの挙動をWindows環境で確認したい。

Android版ChromeやPC版Chromeでは問題なく動くページが、Safariではダメだったという状況。

iOS WebKit Debug Proxyとは

MobileSafariやUIWebViewに対してデバッグ用にProxyしてくれるツールです。
Windows用のほか、MacOSやLinux向けにも使えます。
エミュレーターに対しても使えるっぽいです。(未確認)

インストール

ReadMeを見るとscoop*2を使う手順が紹介されているので、それに従いましょう。簡単です。
※scoopなかなかいいですよね。
職場で試したときはscoopでやりましたが、スクショとるためにもう一度自宅環境で試したときは、GithubのReleasesページから適当に落としてきました。

手順

  1. 端末をPCに接続
  2. 端末の設定を確認
    設定-Safari-詳細の「Webインスペクタ」をOn
  3. Safariでデバッグしたいページを開く
  4. コンソールから、ios_webkit_debug_proxyをたたく
    必要な引数はGithubのReadMe*3を参照
    f:id:kowill:20190514020012p:plain ※ 問題ないと思いますが、一応モザイクいれてます
  5. コンソール上にListing device on: 9221と出ているので、http://localhost:9221/をChromeで開き表示される端末をクリック
    f:id:kowill:20190514020129p:plain

  6. ページURLが表示されるのでクリック
    f:id:kowill:20190514020819p:plain

  7. 見慣れたページに似た画面が出てくるので、必要事項を確認
    f:id:kowill:20190514020206p:plain

最後に

iTunesは必ずインストールしておきましょう。 iOS WebKit Debug Proxyのページに特に書いてなかった(気がする)ので、最初入れないままやろうとしてました(汗