かわさきジャズ10th Anniversary GRAND FINALE produced by Eric Miyashiro @ 昭和音楽大学テアトロ・ジーリオ・ショウワ

「かわさきジャズ」は2015年から始まった川崎市のジャズフェスティバル。これは今年の最後の公演です。そういえば数年前に初音が出てた時もかわさきジャズに行ったような。

対戦よろしくお願いします
今改めて見ると毎年すごい人が出てるのが分かる

昭和音楽大学テアトロ・ジーリオ・ショウワ、3階席の最前列で鑑賞。

第一部では主に昭和音楽大学Lily Jazz Orchestraとゲスト塩谷哲・小沼ようすけによる演奏。第二部ではいよいよエリック率いるビッグバンドで、といった構成でした。序盤Chick Corea の「Got a Match?」でいきなり大盛りあがり、音大生なかなかやるじゃんといった感じ(何様?)。後半ではジャズの歴史を追うような形で年代順に楽曲が披露されます。その中で本田雅人が宝島〜Omens of Loveのメドレー、昨年のJazz Fusion Summit 2023でも聞いていましたが本当に素晴らしい。原曲を尊重しながらしっかりビッグバンド向けの編曲になっています。すき。(今年もJazz Fusion Summit開催されたのですが都合がつかず行けませんでした。来年こそは行きたい...)
アンコールはおなじみSpain(再びChick Corea)とBirdland。ここで両部のメンバーが一挙にステージに上がり、メンバー総勢30人以上での演奏です。さらに全員がソロ回しをするという、なんというかお祭り状態です。圧!

終盤エリックが「サブスクでも音楽は聞けるけどぜひこういう会場にも来てほしい」といったことを話していて、まあそんなの当たり前のことではありますが、確かにその通りだと改めて思える良いコンサートでした。
【セットリスト公開】2024/11/24 かわさきジャズ10th Anniversary GRAND FINALE produced by Eric Miyashiro

天使にラブ・ソングを…(シスター・アクト) @ 東急シアターオーブ

映画 Sister Act/天使にラブ・ソングを… を原作とするブロードウェイミュージカル作品です。

theatre-orb.com

2024/7/3~7/21の日程で渋谷の東急シアターオーブ、2024/7/24~7/28は大阪のオリックス劇場で上演。東急シアターオーブ、渋谷駅から直結というかなりアクセスのしやすい劇場です。
チケットはS席、2階席の前から3列目というなかなか見やすい場所で見ることができました。

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もともと昔から映画版がかなり好きで、本場のミュージカルもあるならせっかくなので見てみようと思った次第です。一方でミュージカルによるストーリーの改変を受け入れられるかという点は若干不安だったのですが、そこは杞憂でした。

この作品の要と言えば何といっても音楽。このミュージカルでは原作映画の楽曲が使われておらず、代わりにディズニー映画などでおなじみアラン・メンケンがすべての楽曲を担当しています。
ちなみにこのミュージカル版のストーリーアレンジとして時代設定は1977~78年に変更、舞台もフィラデルフィアに移っています。
そう、70年代後半のフィラデルフィアということで音楽もフィリーソウル~ディスコ風に!! いかにも当時っぽい(私自身はリアルタイムで当時を知っているわけではないんですけど......)楽曲が多数書き下ろされています。作中序盤、 Take Me To Heaven (ストリングスがあまりにも好きすぎる)から一気に世界観に引き込まれます。この曲は作中でもう一度歌われるのですがそのタイミングも完璧。
Sunday Morning Fever みたいなタイトルから満点な楽曲もあり、トリの Spread the Love Around ではミラーボールの回る修道院(←??)で観客も総立ち。ここで感極まってしまい、ちょっと泣きました。曲が良すぎる!!

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MIKU FES '24(春) @日本武道館

初音ミクが武道館に(ふたたび)やってくる!

しかも公演名が「MIKU FES」ということで、2009年以来のインクストゥエンター主催です。
武道館というそこそこ大きい場所とはいえ、今回の公演は1度のみ、こりゃチケット取れないだろうな〜と思いつつもとりあえず最速先行でS席(=アリーナ以外)に申し込んでみるとなんと当選。しかも2階南のかなり前の方でかなりの好立地でした。今年の運全部使ってしまったかもしれません。
mikufes24spring.jp

当日は

九段下17:00ごろ着。それにしても九段下駅2番出口って独特のにおいがしますよね!(よね?) 前回の武道館公演、小学生の頃何度か行った科学技術館、このにおいだけでいろいろな思い出が頭をよぎります。
この時点ですでにワクワクが止まらないのですが、ともかく会場へ向かいます。ダフ屋も非公式ペンライト屋も見かけることなく田安門を通りいざ武道館とご対面、開演30分前なので周辺はファンでごった返していました。客層は上から下まで幅広く、プロセカ経由と思われるファンも結構多め。横断幕を撮ったらそそくさと入場列に並びます。

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2階へ向かう急で危なっかしい階段を登り館内に入場、小さい椅子でスタートを待ちます。2階席だと頭上の日本国旗が近いです。

「Packaged」など非常に豪華な客入れBGMが終わり、17:30に開演です。
「みんなみくみくにしてあげる♪」からスタートし、序盤でみきとPが登場し「心臓デモクラシー」にギターで参加。やっぱり初音ミクと人間のコラボ(??)は最高ですね! その後も入れ代わり立ち代わり、ゲストのクリエイターの演奏(やDJ)が続きます。「ぽっぴっぽー」のイントロの高速ユニゾン、「Tell Your World」でキーボードで参加するkzなどなどオケの見どころもありつつ「ハジメテノオト」で一旦〆、大トリはまさかの「桜ノ雨」。最後は20:30過ぎだったはずなのでまるまる3時間の長丁場でした。体力が持たない!

それにしても、いつにも増して音量の大きいライブでした。個人的にはこの音量だと確実に耳栓必須です。ライブ用耳栓、そろそろ初音ミクの公式ライブの物販で売ってもいいのでは。

親切なアリーナ勢からテープをいただく/前回の武道館ペンライトとともに

未だに透過スクリーンに夢を見ている

今回、初音が映し出されたのは大型のLEDボードでした(よね?)。特に武道館みたいな縦に広い会場だと、従来の透過スクリーンにプロジェクターでキャラクターを映す方法ではキャラクターの見え方に難が出てしまうのは想像できますし、そうでなくてもLEDに比べて色がはっきり出ないのはわかるのですが。ディラッドスクリーンに等身大の3DCGキャラクターを映すというのは10年以上前は先進的でしたが、もう10年以上たってるわけです。
でも自分が未だに「透過スクリーンに映し出される初音」に憧れがあるんです。というより「透過しているもの全般」への夢かもしれません。現代のキャラクター系ライブの主流はどうもLEDボードに移っていってるそうですし、このあたり慣れていかないといけないんですけどね。

LIFEBOOK U9310/Eを今から使う

LIFEBOOK U9310/Eのジャンクを落札しました。税込送料込1.5万弱でした。持ち運ぶサブ機なので、軽いこと・壊しても惜しくないことが重要です。

U9310/E (FMVU32017)

jp.fujitsu.com

仕様チェック

LIFEBOOK Uシリーズは、富士通の法人向けノートパソコンです。特にU9......で始まるシリーズは「ウルトラ・スリムモバイル」シリーズとされ、特に軽量なモデルがラインナップされています。

バレルコネクタ、TB3×2、HDMI、USB、イヤホン
nanoSIM、SDXC、USB、LAN(使用時はコネクタを引っ張り出す)、Kensington

主な仕様は、

  • CPU: Core i5-10310U (Comet Lake, 4C8T, 1.7GHz-4.4GHz)
  • RAM: DDR3 8GB (オンボード, 空0)
  • SSD: 128GB NVMe (交換可)
  • ディスプレイ: 13.3インチFHD ノングレア
  • 重量: 918g

という感じ。

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ESP32-S3で動かす秋月300円液晶

「秋月300円液晶」(もしくはただ単に「300円液晶」)と呼ばれる液晶があります。

令和最新版

まさに秋月最大の謎。2006年販売開始、しかも2023年現在になっても未だに在庫されているという不思議な商品です。
カラーグラフィックTFT液晶モジュール+インバーターセット: オプトエレクトロニクス 秋月電子通商-電子部品・ネット通販
その特徴は、

  • わざわざ「メーカー問い合わせ不可」と表記されていること
  • 少なくとも発売当時としてはかなり鮮やかなフルカラー液晶であること
  • 独特な縦横比(400*96px)
  • 独特な駆動電圧
  • 独特な駆動方式
  • 今となっては逆に珍しいCCFLバックライト

そして300円という値段です(特徴が多すぎる)。正式な型番は「LTA042B010F」。

5つ買っても1500円

ちなみに、実は現在は液晶モジュールそのものの価格は200円に値下げされており、バックライト用インバータとのセットが300円で販売されています。
販売開始直後の様子を詳しくは知らないのですが、今でもブログや個人サイトやニコニコ動画で駆動に挑戦した記録が残っており(駆動させること自体が挑戦だったわけです)、その頃のブームの様子をうかがい知ることができます。当時の記事をいくつか見ると、AVR、PIC、H8、そしてCPLDやFPGAなど様々なデバイスで駆動ができていたことがわかります。ですが今は2023年です。当時は存在しなかったデバイスで挑戦してみましょう。
ESP32-S3です。

いつ見ても すごい形の 基板かな
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