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《櫻井ジャーナル》

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2021.08.27
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カテゴリ:カテゴリ未分類

 日本の新学期、アメリカの新年度が9月から始まる。その9月を間近に控え、両国では「COVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)ワクチン」接種に拍車がかかっている。文字通り強制するケースもあれば、懲罰による事実上の強制もある。

 これまで「ワクチン」の接種を推進するため、COVID-19を恐怖させるためにアメリカのCDC(疾病予防管理センター)は昨年3月、死亡した患者の症状がCOVID-19によるものだと考えて矛盾しないなら死因を「COVID-19」として良いと通達、同じ時期に同じ趣旨の通達をWHO(世界保健機関)も出している。

 どの国でも当初、COVID-19による死者とされた人は大半が心臓病、高血圧、脳卒中、糖尿病、悪性腫瘍、肺疾患、肝臓や腎臓の病気を複数抱えていた高齢者で、平均年齢は80歳近かった。​CDCでさえ、昨年8月にはCOVID-19だけが死因だと言える人は全体の6%程度だと認めている​。

 COVID-19が爆発的に感染しているとWHO(世界保健機関)は2020年3月11日に宣言、COVID-19を悪霊として描く「恐怖劇場」の幕があがった。ハリウッド映画のように、感染した人が街中でバタバタ倒れ、死んでいく光景を想像した人も少なくないだろう。

 しかし、爆発的な感染の拡大、つまり「パンデミック」の定義にそうした条件は含まれていない。「新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)」が流行(2009年1月から10年8月にかけての時期に)する直前、定義が変更されているのだ。「病気の重大さ」、つまり多くの死者が出ているという条件が削られたのだ。「新型インフルエンザ」の死亡者は少なく、後に「偽パンデミック」だと批判されることになった。

 感染拡大を演出する上で重要な役割を果たしてきたのはPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)検査。特定の遺伝子型を試験管の中で増幅、微量の遺伝子を探し出す技術だ。

 増幅サイクル(Ct)を増やせば、医学的に意味のないほど微量の遺伝子が存在しても陽性になるが、偽陽性の比率も高まる。偽陽性を排除しようとすると、Ct値は17に留めなければならず、35を超すとほとんどが偽陽性になる。

 そこで適切なCt値は25までという意見もあるのだが、2020年3月19日に国立感染症研究所が出した「病原体検出マニュアル」では40、アメリカのCDC(疾病予防管理センター)は37から40だ。この条件で行われたPCR検査には何の意味もない。その無意味なPCR検査で「陽性」になった人をマスコミは「感染者」であるかのように伝えてきた。

 そうした演出で進められてきた「ワクチン」の接種だが、それによって深刻な副作用が起こり、死亡する人も少なくない。CDCとFDA(食品医薬品局)が共同で運用しているVAERS(ワクチン有害事象報告システム)への報告によると、​「COVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)ワクチン」を接種した後に死亡した人数は8月13日現在で1万3068名​だ。

 この数字は自主的な報告に基づくもので、過去の例では全体の1%未満という推計がある。10%程度という見方もあるが、いずれにしろ発表されている数値より桁違いに多くの人が死亡しているとみられる。​「ワクチン」の接種で先行したイスラエルでは今年4月頃から心筋の炎症が若者の間で見られるとする情報​が流れ始めている。

 「ワクチン」の推進者たちは副作用による死亡者を少なくしたいだろう。「COVID-19の死亡者」を膨らませるため、因果関係を調べることなく、推進派はPCRの陽性者は全てCOVID-19で死んだことにしていたようだ。ところが「COVID-19ワクチン」の場合、因果関係は不明だと主張している。いわば「ダブルスタンダード」。CDCは「ワクチン」を接種してから14日以内の人は非接種者と見なしていることがここにきて判明した。つまり、接種から14日以内に死亡したなら、「ワクチン」が原因とは見なされない。








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最終更新日  2021.08.27 11:28:52



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