翌日のお昼の飛行機でドイツに帰るので、観光できるのはこの日が最後。
『初日に食べたキノコのリゾットをもう一度食べたい』と、
母のリクエストがあったので、
昼食まではレストランからそう遠くない公園を散歩して、
その後、リゾットを食べに行きましょうということになりました。
路面電車に乗ってシンタグマへ。
シンタグマ停留所から道路を渡ると、アテネ国立庭園です。
㊧ヤコウカ(もしくはヤコウボク)の仲間 ㊨ウナズキヒメフヨウ(ヒメフヨウ属)
ヤコウカの仲間で、赤い花の咲くベニチョウジはメキシコ原産らしいのですが、
このムラサキの花はハイブリッド?
ウナズキヒメフヨウは、ぱっと見は元気のないハイビスカスで、
英名はスリーピングハイビスカス、中・南米原産だそうです。
そして庭園の中でひときわ目立つ存在だったのが、
こちらも南米原産の植物、
オンブー(メキシコヤマゴボウ)
中でも一番大きかったのがこれ↑で、びっくりするほど幹が肥大していて、
地面のコンクリートを巻き込むようにと言うか、
まるでドロッとした液体が、地面に広がって固まったような、
不思議な姿をしていました。
この見た目に、pil家一同『まるでゾウさん!!』と口を揃えましたが、
英語圏では『エレファントツリー』と呼ばれることもあるそうです。
㊧ちんまりと納まる母 ㊨オンブーの葉
これだけ大きくなるのに年輪がないんですって。
全く種類は違うけれど、バオバブと同じように塊根植物なんですね。
別の樹には実がなっていました。(雌雄異株なのだそうです)
この実を見ると、ヤマゴボウ属というのも納得ですね。
(植物の名前等は後日調べました)
🌳
庭園の東側の出入り口から外に出ると、道路の向こう側は大統領官邸。
しばらくすると、交代のエヴゾネスがやって来ました。
この日のユニフォームは日曜日に見た(→★)のとは違っていて、
こちらは通常の冬の制服、先日の白いのはフォーマルな制服だったようです。
上官らしき人が、身だしなみのチェック等、色々指導をされてました。
パナティナイコ競技場(第1回近代オリンピックの会場)
その後は昼食タイム🍴
食事の後、両親と夫はバスに乗ってお宿へ、私は1人で庭園方面に戻りました。
修復中のゼウス神殿を横目で見ながら、
目指していたのはこの建物。
路面電車の中から見えて、気になっていたんです。
宮殿?と思っていたのですが、ザピオン国際展示場と呼ばれる建物でした。
第一回近代オリンピックの会場にもなったそうですよ。
ゼウス神殿の周りをぐるりと歩いて、
南側からの眺め。
ゼウス神殿の大きな柱は、樹々に隠れてあまり見えませんでしたが、
左手の丘の上にはパルテノン神殿が見えました。
少し移動して、ズームでもう1枚📷
教会横の階段に2匹のニャンズ
私の姿を見たら、斜面を登って行っちゃいましたが、
教会の前のベンチでは、別のニャンコが、
それはもう気持ちよさそうに毛繕いの真っ最中でした。
㊧ユーカリ 花は咲いていませんでしたが、沢山のつぼみと、
小さな鈴のような形をした実が付いてました。
㊨大豊作のオレンジ🍊 これ、街路樹なんですよ。
『誰も採って食べないの?』って、到着した日からずーっと気になっていたので、
お宿に戻る途中、通りかかったご婦人に尋ねてみました。
お返事は「酸っぱくて食べられない」とのことでしたが、
「でもレモン代わりに、サラダに使ったりすると美味しいのよ」と。
「勝手に採っちゃっていいんですか?」
「もちろん!採るなら私にも1つお願いできる?」
なんとか手が届いたオレンジを4つ収穫して、ご婦人と山分けいたしました。(笑)
お宿で果汁を絞って飲んでみたら、確かに酸っぱかったけど、レモンほどではなくて、
お水で割ったら砂糖を加えなくても美味しい~
これに味を占め、さらに2つのオレンジをいただいて(笑)、
ドイツに持ち帰って、サラダのドレッシングを作ったら大好評でした。
翌日、帰りの飛行機の中から見えた雲の上の虹色の環
(ブロッケン現象と呼ばれるものかもしれません)
アテネ旅行記は以上です。
最後まで見ていただいてありがとうございました。
- 関連記事
-
- アテネ6日目 国立庭園 (2024/01/20)
- アテネ5日目 リカヴィトスの丘 (2024/01/15)
- アテネ4日目 衛兵交代式 (2024/01/11)
- アテネ3日目 (2024/01/08)
- 両親とアテネの旅 (2024/01/06)