「このWebサイト、素敵。」と感じさせるモノとは、一体何でしょう。
それはデザインなのか、それとも機能性なのか、または「このフォント、配色が好き」といった特定のデザイン要素かもしれません。
ずばり、この問題の答えはポンと出せるほど単純ではなく、これらの要素を組みあわせることで、素晴らしいWebサイトは生まれます。
この1年間で、デザイン制作の参考にしたいWebサイトを200以上紹介してきました。
製品やサービスを販売、紹介するサイトや、実験的なサイト、情報を提供する教育的なサイト、政治的なサイト、そして夢中になる体験型サイトまで、業種もさまざまです。
この記事では、デザインアイデアにしたり、トレンドを分析したり、2023年の振り返りに最適な50のWebデザインを厳選してご紹介します。
2023年世界で話題になったWebデザイン50選
RM 07-01 – A NEVER-ENDING SUMMER COLLECTION BY RICHARD MILLE
夏の素敵なバケーションを提案するモバイル向けアプリ。デスクトップでは太陽は沈んだ朝焼けですが、画面サイズを変更・リサイズすると、少しずつ太陽が上へと昇り、ツールが利用できるのも素敵。
United Sodas – Premium Soda Reimagined
スクロールに合わせてカラフルなアルミ缶がくるくる回転しながら展開する、ブランディングにピッタリなアイデア。ちょっとずるい、無料モックアップを使えば、再現できそう。
スクロールすると商品のバーコードがスキャンされ、ページの最後にレシートを発行し、リアルな購入体験ができる画期的なWebサイト。
Önnu Jónu Son — Almost Over You
動画と音楽を同時に楽しむことができる「ビジュアルアルバム」の体験サイト。画面クリックで試聴したい楽曲を選択でき、そのインタラクティブな試聴体験が話題となりました。
マウスを使って広い屋敷の中をくるくると回転させることで、各コンテンツに遷移。高級感のある配色カラーパレットや、いつまでもスクロールしたくなるUIインタラクションも素敵。
鮮やかなグラデーションカラーや、心地よいスクロール追従型のアニメーション、カスタムマウスカーソルなど、ページの最後まで読みたくなる仕掛けが満載。
ノスタルジックで幻想的な色使いのイラストが特長のランディングページ。モバイルでの閲覧に最適化されており、想定ユーザーに刺さる、読みたくなるコンテンツも素敵なサイト。
サイト全体を通して利用されているイラストが統一感だけでなく、コンテンツの理解度を深めるのにも大きく貢献。ちょうどよい余白スペースや文字の大きさなども、実践的に参考にしたいところ。
ファンタジーな冒険映画を見ているようなBGMに、ミステリアスで3Dで見せるコンテンツ構成は、まさに圧巻です。左上のレバーを引くと、メニューが表示されます。
現在の食糧システムは数多くの課題に直面しており、畜産業のあり方に一石を投じるサイト。将来的には、培養肉を食べようというプロジェクト。
南米コロンビアになる、建物全体が植物で囲まれた、ボタニカルなブティックホテルの公式サイト。
シンプルなランディングページですが、魅力的でインパクトのある画像をヒーローセクションに利用したことで、ブランドの統一感と魅力がぐっと増したミニマルスタイル。
高級感たっぷりなキッチンシンクを販売するウェブサイト。
ブランドストーリーにはじまり、各プロダクト詳細の見せ方など、一気に読みたくなるストーリーテリング手法を採用しています。
THE BUTTER CAKE|ザ・バターケーキ スペシャルサイト
高級感を感じる明朝体フォントと紺色のメインカラーの組み合わせが素敵な菓子のランディングページ。
「あなたのバスタイムを一新するシャワーヘッド」をコンセプトにした商品のランディングページでは、高級感のある美しさと、汚れを落とす実用性もうまく表現。
新潟市内に店舗を構える、チャーシューが自慢のラーメン店。まるで雑誌でも見ているようなレイアウトは、一度見ると忘れないデザインに。
Frank Gehry and the Walt Disney Concert Hall | Sculpting Harmony
アメリカのロサンゼルスにあるコンサートホールの歴史を伝える特別サイト。ヒーローイメージの太字フォントにカーソルを合わせると、びよーんと伸縮。
水面の揺れをリアルに表現した没入感の高い体験型サイト。神秘的な効果音やクリック音を駆使し、3D空間を動き回ります。
きらりと輝く本物そっくりなダイヤモンドが、マウススクロールに合わせて形を変えながら、コンテンツ展開する、ストーリーテリング手法を用いたランディングページ。
カラフルなグラデーションで埋め尽くされた空間を移動しながら、制作実績を見つけ出す超ポップなポートフォリオサイト。ハンバーガーメニューは、まさにハンバーガーそのまま。
安倍晋三元総理銃撃事件。あの日、あの場所で、何が起きたのか。このサイトは事件当時の空間を3つの異なる視点で再現した、「75秒の記憶」です。
手描きスケッチしているようなページの読み込みアニメーションにはじまり、日本語で書かれた直筆テキストの動きにも注目。思わず目が行ってしまうため、効果的に目的の要素を引き立てることができます。
矢印キーをつかって左右に移動しながら、迫りくる敵を倒していくミニゲーム、暇つぶしにも。
物語に引き込まれるような没入感たっぷりのイントロにはじまり、サステナビリティを連想させるやさしいイラスト、そして二度見してしまう、文字から芽が生えてくるアニメーションなど、どこを見ても飽きさせないコンテンツ構成。
「仕事のよろこび」を求めて、リーダーが自分自身と部下を幸せにし、精神的に健康に保つのに役立つ逸話をまとめた面白サイト。
マウスでページ中を移動しながら、ためになるアドバイスを見つけだそう。
各コンテンツをかわいくて、コミカルなCGで表現したことで、コンテンツが分かりやすく伝わります。彩度を少し落とした配色に、アイソメトリックな立体感が素敵なサイト。
Snapchat がクライアントの視聴者にリーチし、結果を促進するのにどのように役立つかを示すように設計されたゲーム。
コピーライターの糸井重里さんがゲームデザインとシナリオを手掛けた、あのRPGゲームのような世界観。
みなさんの生活の中で明電舎がどう活躍しているのか。明電舎の事業内容をQ&A形式で紹介するスペシャルコンテンツ。
カラフルなグラデーションとイラストによって分かりやすく解説しており、親近感もアップ。
とにかく明るい配色カラーパレットに、随所に散りばめられたアニメーションで唯一無二のつくりに。3本のダーツを放ち合計点を競うミニゲームも中毒性あり。
30年前にボスニアで起こった戦争の本当の真実を語る、ストーリーテリング手法をつかった体験型で新しいコンテンツの見せ方。
Spaceキーを押すことで上下に移動しながら、星を集めてゴールクリアを目指すゲーム形式のブランディングに脱帽。
矢印キーで操作して最高タイムに挑戦する、中毒性たっぷりな車のミニゲーム。光るラインをたどると、スピードアップで加速します。
宇宙空間に浮かぶロケットが、スクロールに合わせて分解、各パーツを詳しく紹介するなど、ユーザーが操作している感覚を大事にした、3Dのコンテンツづくりに注目。
アメリカ「宇宙軍」の公式サイト。ゲーム感覚でロケット発射を体験でき、実際の音声ファイルやSFっぽいサウンドが緊張感を高めます。右下のボタンより、発射許可やドッキングなどの指示を出しましょう。
ソーラーパネルを全面に配置した、アメリカ発の新しいキャンピングカー。スクロールを続けることで、エクステリアからインテリアへと移動する、没入感たっぷりな仕掛けは、わずかなアニメーションで実現。
列車だけものすごいスピードで再生される動画がユニークなウェブサイト。鮮やかな青色をメインカラーに、黄緑色のホバーエフェクトが目を引きます。
クロアチアにあるホテルの宿泊サイトで、落ち着いたおしゃれな配色に、高級感のあるセリフ書体を用いることで、統一感のあるデザインに仕上げています。
花に関係するアート、ファッション、ライフスタイル、メディア…それぞれの領域を繋げながら、スペースデザイン、インスタレーションアート、テキスタイルデザイン、プロダクトデザイン、アートディレクションまで手がけています。
サンディエゴにあるクリエイティブエージェンシーがほぼ毎週、社内でお気に入りのプレイリストを公開しているユニークなサイト。ページ遷移のアニメーションやクリック音などのギミックは特に秀悦。
商品がふわりとした浮遊感、立体感たっぷりに描かれたヒーローイメージは、そのまま背景デザインとして活用されるという、ユニークな仕組みに。
かわいいイラストがページ全体で見つかるランディングページ。あなたのペットがティッシュ箱に印刷される特別キャンペーン実施中。
切り抜かれた子供たちがサイト全体で暴れまわる、個性たっぷりな鹿児島のこども園公式サイト。
トップページのほか、園の生活ページなどどれも個性的で、思わずスクロールしたくなる、イラストを多用したコンテンツ構成の参考に。
スマホアプリやPCゲームを中心としたゲーム開発を行う、鹿児島に拠点を構えるゲーム開発会社のウェブサイト。
立体的な3Dイラストを回転させると、行っている事業や採用情報、お問い合わせなどを表示することができます。
10・20代の女性をターゲットに、美肌と酸素のヒミツを漫画や動画コンテンツを通じて楽しみながら学ぶことができる体験型サイト。
指やマウスで動かし、じぶんの見たい角度から肌の状態を確認できます。仕上がり感やメイク効果、お悩みタイプなどから絞り込むことも可能。
コラム連動でコンテンツが展開する、体験型ウェブサイト。
スクロールの速さと連動して、動画を再生する(JSプラグイン)ことで、ストーリーに入り込んだような錯覚に。
賞品をえらぶ際に利用する画像カルーセルには、浮遊感たっぷりな3Dイラストにアニメーションが追加され、マウスの動きが光源となり、インテリアを照らします。
蝉の鳴き声が聞こえてきそうな、夏の午後を描いた3D空間に隠された、5つの宝物を歩きながら探す冒険アドベンチャー。
Elysium – A Tranquil 3D Nature World
十字キーとマウスを使いながら3Dマップを自由に駆け巡ることができるインタラクティブなWebサイト。音が出ます、ご注意ください。
2023年に紹介したいWebデザイン一覧
アドビだからストック素材サービスも ここまでクリエイティブ。
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