Adobe Photoshopが先日、人工知能による新しい「ジェネレーティブ塗りつぶし」機能を発表して以来、驚くような加工テクニックで溢れています。
今回はこれまで注目を集めている、ジェネレーティブ塗りつぶしの具体的な使い方をまとめてご紹介します。
多くのソーシャルメディアへの投稿には、「RIP Photographer(さようなら、カメラマン)」「写真家の仕事が奪われる」などのコメントが目に付きます。
Photoshopの新しいツールの汎用性にはびっくりさせられることばかりで、これまで非常に時間がかかっていた作業も、誰でも簡単に数分で仕上げることができます。
目次
水面が反射した湖を追加
有名な音楽CDアルバムの表紙カバーを拡張したいというクリエイターは多いようです。
マイケル・ジャクソンの名盤ですが、実はピアノの上で撮影されていたのかも。
他のCDアルバムも違和感ない仕上がり。
2枚の写真をつなげる
2枚の写真を違和感なくつなげる方法も、ジェネレーティブ塗りつぶしの効果的な使い方と言えるでしょう。
画像生成する範囲を限定し、少しずつ生成することで、より精度の高い仕上がりを実現できます。
一日がかりのレタッチ作業が数分に
これまでプロも一日がかりだったレタッチ作業も、丸で囲むだけでラクラク。
気に入らない部分は、ジェネレーティブ塗りつぶしを繰り返し適用することで、イメージしたデザインに近づけることも容易に。
AI + AI = プロデザイナー
別の画像生成AI「Midjourney(ミッドジャーニー)」が描いた画像を、Photoshopで拡張していく様子。
周りのスタイルや雰囲気をこわさずに背景を描いたり、部分的にパーツを追加したりと、手軽にイメージをデザインに落とし込むことができます。
名画を広告バナーに
世界の名画をつかって、スポーツブランドの広告バナーを作成する様子。
修正したい部分を選択範囲で囲み、ジェネレーティブ塗りつぶしを適用するだけ。
名画の枠の向こう側
世界的に有名な絵画において、枠の外側に広がる世界を拡張できるのも、ジェネレーティブ塗りつぶしのすごいところ。
ゴッホの「星月夜」では、ペイント技法までうまく再現されているのがよくわかります。
PhotoshopのジェネレーティブAIツールを使って、、世界的な名画である「モナ・リザ」を枠フレームから拡張子、足を付け足したというユーザーも。
さらにダ・ヴィンチの「最後の晩餐」を、たくみにユーザーしたデザイナーも現れました。
AIで楽しさ倍増
AIで生成した画像を、Photoshopでカスタマイズを続けるというやり方は、写真加工の主流となってくるのかもしれません。
画像生成AIが出現して、よく見かけるようになったローマ法王のフェイク画像。
さらにジェネレーティブ塗りつぶしを使えば、カバンや足元なども加工することができます。
水面が反射した湖を追加
TikTokで460万回以上再生されているこちらの動画では、「川や湖で白を塗りつぶして(Fill white with water like river or lake)」と入力。
Photoshopのジェネレーティブ塗りつぶしは、画像に川を完璧に追加し、水面には男性と焚き火の反射が見事に表現されています。
商品撮影も数秒で完成
「すべての商品写真家が仕事を失うだろう」というコメント付きで、ワンクリックで商品写真の背景を変更する、オドロキの動画も公開されています。
わずか10秒ほどで、印象ボトルの背景に写った木製のテーブルを、絵のように美しい太陽の風景に変えているのがわかります。
Photoshopの未来ツールを体験しよう
Photoshopの新機能「ジェネレーティブ塗りつぶし」は、現在ベータ版のみで試すことができ、Creative Cloudユーザーは無料でダウンロードすることが可能。
ぜひ、他のAI画像生成ツールと比較してください。圧倒的な使いやすさと表現力におどろくでしょう。
商用でも安心して利用できる画像生成AIツールは、めったにありません。
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この機会に新しくなったPhotoshopを体験してみましょう。