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pero_peroのこじんてきなにっきです。毎日書きたいです。

プロブックマーカーの凄さをもっと知ってほしい

feitaさんがこんなブログを書いていた。

ブコメで完全敗北した - feitaの日記

たかがブコメで敗北とか大げさな…と思う人もいたかもしれない。
しかし、プロブックマーカー界は実にシビアな戦いの世界なのだ。

feitaさんといえばブコメ界では知らぬ者はいないほどのプロブックマーカー*1で、村はてブでもTOPの方に来るほどだ。
将棋界で言うならA級棋士と同じくらいの実力があると思って良い。
自分は村はてブにも乗らないようなブコメ奨励会員であるが、今回は少しでもプロブックマーカーの世界の厳しさを理解してもらえたらと筆を執った(キーボードだが)。


プロ棋士の凄さの一つに読みの深さがある。
素人は2手3手先、枝葉も合わせて二桁ほどの先しか読むことが出来ないが、プロは10手~20手先、枝葉を合わせると数億手の可能性を読んでいるという。
プロブックマーカーもブコメを書く際に同じような「読みの深さ」が重要になってくる。
まずは戦略を立てる所から。
ブコメする記事に対して鋭く行くのか、柔らかく行くのか、変化球を放るのか、ロジカルに行くのか。
そして初手。記事の中のどの部分にフォーカスするのか(あるいは今回のように無視するのか)、何千という単語の中から選ばなくてはいけない。
そしてその選んだ戦略、フォーカスする文章から100文字以内で物語を完結しなくてはいけない。
プロブコメラーのブコメには短い中にもそういった緻密な計算がミルフィーユのように織り込まれているのである。


ブックマークの難しさは初手にあるという。
序盤の定石が豊富な将棋や囲碁などとは違い、ある程度のお決まりのようなものはあるにせよ初手は無限の可能性がある。
このため戦略選びと初手で、ほぼ勝負が決まってしまうことがプロの世界ではままある。
そのため、トッププロ達は初手を深く深く読む。
トップレベルのプロブックマーカーがブコメを付けるための初手を考える時間はおよそ5分。
しかしこの5分間の間におよそ1万以上のブコメパターンを考えるという。

投稿タイミングも大切だ。
できるだけ最初に投稿すればそれだけ星を多く獲得できるが、後からもっと良いブコメが来た時の屈辱感は半端でない。
今回のブコメ欄を見るとfeitaさんが投稿したまさに次の瞬間natutoyuukiさんがブコメを付けている。
他人の投稿を見た瞬間「あっしまった」という事は自分にもよくある。
結果は一日・半日経たないとわからないのだが、自分よりも上を行った投稿を見た瞬間に本人たちの間ではもう勝負が付いているのだ。


いかがだろうか。
適当な事をつぶやいているようにしか見えないブックマーカー達も、毎日自分の身を削るような思いでブックマークを付けているのである。
この先ブックマークを見ることがあったら、そんな熱い男たちの戦いのことを心の隅に置きながら見ていただければ少しは違ったように見えるのではないだろうか。

 

 

あっ、僕は全然適当にやってます、はい。

*1:お金はもらえません