アンタルヤ1日目 (トルコ旅行8)
2019年 04月 09日
トルコは国土が広い割に鉄道網が発達しておらず、ほとんどの旅行者が長距離バスを使って移動します。10時間近い路線もあるので時間と宿泊費節約のため夜行バスを使う人が多い中、夜行バスでは絶対寝られない私達は時間を犠牲にして昼間のバスで移動しました。
朝晩はまだまだ冷える内陸部のギョレメを10時に出て地中海に面した南部アンタルヤまで約9時間半の旅。色んなバス会社がある中メトロという会社を選択。(料金は2019年3月時点で一人85リラ、訳14ユーロ/1700円)そんなに長い時間バスに乗ることを考えただけで気が萎えてたけど、実際乗ったら予想に反して楽だったんです。というのも長距離バスの多くが高級タイプ(?)で、左側に一人席、右側に二人席、しかも各シートがとても広くて革張りソファみたいな座り心地の良さ。パーソナルモニターついてるし充電できるし。あとはお世話係りの方が同乗してて飲み物やお菓子を配ってくれます。ちなみにWiFiも装備。最初に乗ったメトロ社のはパスワードなしのオープンタイプ→、でもいざ繋げても全然ネット動かなかった(号泣)。他社のバスはみんなパスワード保護されてて、でも社内のどこにもパスワード書いてないのでお世話係りのお兄さんにスマホのWiFi接続画面見せながらにっこりほほ笑むと、ささっと打ち込んでくれて接続完了。その後はサクサク動いてました。お兄さんに訴えれば解決ということが分かったので、毎回バスに乗る度に笑顔でお願い。
さて長距離バスには残念ながらトイレがついていないので、2時間おきくらいに短いトイレ休憩があります。男性はもちろんトイレの回数すくないんですけど、その分運転手さん達はタバコふかしてましたね。いわゆるサービスエリアみたいな場所に停車する時はご飯休憩なので30分くらいとまってました。ちなみにお手洗いは有料で1から2リラ(1.5リラが結構多かった)。入り口に係りの人が座ってるので、そこでお金を払ってトイレに入る仕組みです。もちろんお釣りももらえますがなるべく小銭か紙幣でも小さい額面のものを用意する方がいいです。
ギョレメを出て数時間はそらもどんよりしており荒涼とした景色が続いていたけれど、峠にさしかかった時の美しさといったら。壮大な雪景色で圧巻です。
峠を超え南下すると海が見えてきて、植物も見慣れたオリーブやヤシの木がちらほら。温度も急上昇で暑いくらい。さっきまで大雪地帯を駆け抜けてたのに、この突然の風景の変わりよう。
アンタルヤのバスターミナル(バスターミナルは一般的にOtogarと呼ばれる)に到着したのは予定時刻の19時半。ここからはトラムを使って街の中心に出るのが早いです。バスを降りると壁や柱に矢印でトラムの案内が出てるので、すぐに分かります。矢印にそって建物をぐるりと回ったあたりで長い通路を通り、その先にトラムの乗り場があります。まずはチケットを買わなきゃいけないんだけど、イスタンブールと同じでプリペイド式。こちらのアンタルヤカードを買い、そこにチャージするシステム。機械では英語を選択できるし分かりやすいので迷うことはないでしょう。トラムはイスタンブールと同じく非常にモダンで、バルセロナのより清潔で乗客のマナーも良い。
アンタルヤは欧州では有名なリゾート地ですが、結構大きな街なんです。旧市街に一番近いイスメットパシャ駅(ismetpasa)駅で降りて、そこからホテルまで5分強歩きました。お店の華々しさ、歩いてる人のノリ、海辺リゾートの特有の空気があまりにもカッパドキアの素朴なそれとかけ離れていてちょっと面食らいました。
ホテルでは一部改装中だからかオフシーズンなのに2泊するからか,お部屋がアップグレードされておりました。有難い。
by penedescat
| 2019-04-09 10:51
| 旅