自公を過半数割れにした功績と、共産党自身を後退させた責任

今度の選挙で自公を負けさせたのは「しんぶん赤旗」[注]の功績、共産党を後退させたのは、中央委員会と幹部会の長年の失策の責任です。

前回衆院選の時に批判した、まともな「総括」がない、と言うことを繰り返してほしくないと思います。
前回衆院選の時の批判・評価はこちらです。詳細目次付きで、目次からその項目にジャンプできます。
「共産党の「4中総」決定と参院選」

2年前のこの文章で書いたことはほとんど改善されていないように思います。つまりこの間ほとんど進歩がない。この記事を書いた後の1ヶ月で4,153回も閲覧してもらったのですが、あまり共感はしてもらえなかったのでしょうか。

赤旗に登場する知識人の方々も、批判を遠慮するのではなく、浅井基文氏のような批判的応援が大事だと思う。
https://pegasus1.blog.ss-blog.jp/2010-06-17

追記(11/2)
上記の2年前の記事にはありませんでしたが、最近発生したもう一つ重大な問題、つまり訳の分からない「徐籍」処分の乱発があります。これについては、昨年末の記事「共産党大会の決議案、加えたり修正すべき点について」で、簡単ながら触れています。最後の「党内民主主義」の項目です。

[注] 党の組織名で言えば中央機関紙編集委員会

この記事へのコメント

  • 宗純

    記事最後の一行「浅井基文氏のような批判的応援が大事だと思う。」とは、
    鳩山民主党が大敗した14年前の参議院選挙のことで、とばっちりで共産党も大敗したが、なんと、共産党執行部では敗戦の原因について広く意見を求めた、共産党の歴史上、初めての出来事が起きていたのです。

    「浅井基文氏」・・・3月に起きた韓国の哨戒艦「天安(チョナム)」の沈没事件に関する赤旗の報道には深く失望させられている。赤旗の報道内容は、ほとんどマスコミ大手のそれと大同小異(この文章を書いている6月13日現在では、わずかに、ロシアの調査団が韓国の発表した報告書に否定的な判断を下したという時事電を報じた程度)だ。

    韓国野党は政府発表を批判して、直後の統一地方選で大勝利、その逆の韓国軍発表を無批判に支持(黙認)した鳩山民主党も共産党も共に沈没する。
    何とも教訓的な話であるが、
    党執行部の初めての出来事「共産党敗北の原因」を広く読者に意見を求めるとの、共産党系ブログに迂闊にも「天安艦沈没」についての意見を送ったら常軌を逸した猛烈な反発を受けたのですから不思議である。こまったことですが、機関紙赤旗に書いてある以外の意見は自動的に反共攻撃とみなすパブロフの犬状態なのですから情けない。これではイスラエル軍に都合の悪い意見は即反ユダヤ主義だと断定。ことごとく反発するするアメリカNATOやネタニエフのソックリさん
    2024年11月02日 10:03