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カメラの性能が向上したCore Ultra搭載頑丈タブレット「TOUGHBOOK FZ-G2」

TOUGHBOOK FZ-G2

 パナソニックは、屋外や過酷な現場での利用に適したCore Ultra搭載の頑丈タブレット「TOUGHBOOK FZ-G2」シリーズの新モデルを発表した。出荷は2024年10月以降より順次行ない、価格はオープンプライスで、直販価格は33万6,490円から。

 発売中のFZ-G2と同型製品名となるが型番が変更され、CPUがCore i5-1245UからCore Ultra 5 135Uに変更され、メモリが16GBからになるなど性能や基本スペックが向上。同社の測定によればPCMark 10のスコアで約16%向上した。加えてCore Ultraの省電力性により、従来から1.3倍の駆動時間延長を実現した。

 また、背面カメラを従来の約800万画素/F2.4のものから、約1,260万画素/F1.8に仕様向上。内部接続もUSBからMIPIへと変更され、非圧縮のデータを転送し、CPUのISPで処理することで画質が大きく改善。より精細なディテールが撮影可能となった。内蔵LEDフラッシュの光量増加も伴い、暗所での撮影性能も大きく向上したという。

 このほか、画面保護フィルムの標準添付(交換可能)、最大1,000cd/平方mの高輝度液晶、手袋を付けたり、水滴がついている状態でもタッチ操作がしやすくなるモードの切り替え機能、喧噪な場所でも聞き取りやすい最大88dBの音量を実現するステレオスピーカーを備える。

 従来と同様、ユーザーサイドで交換可能なICカードリーダまたは非接触ICカードリーダオプション、microSDカードスロット/バーコードリーダー/USB 2.0/有線LAN/サーマルカメラ/シリアルコネクタから選べる拡張ガジェットなどを用意する。

 堅牢性では、MIL-STD 810H準拠の耐衝撃性や耐振動性、90cmの高さからコンクリートへの落下試験、抜けにくいバックフリップ式のFPCケーブルコネクタ、破損しにくく装着がしやすいフローティング構造のモジュール用コネクタ、独自のUSB Type-Cポート(USB4)の補強パーツ、IP6x準拠の防塵およびIPx5準拠の防滴、-10~50℃に対応する幅広い動作温度、着脱可能なキーボードベースのオプションでの用意などが特徴となっている。

 主な仕様は、CPUがCore Ultra 5 135U、メモリ16GB、ストレージ512GB、1,920×1,200ドット表示/10点タッチ/デジタイザペン対応10.1型液晶ディスプレイ、OSにWindows 11 Proなどを搭載する。

 インターフェイスは、Thunderbolt 4、USB 3.2 Gen 1、Gigabit Ethernet、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、約1,260万画素背面/約200万画素前面Webカメラ(顔認証対応)などを備える。センサーは照度、地磁気、ジャイロ、加速度。オプションでLTEモデルと、5G/LTEモデル(いずれもNano SIM+eSIM)が用意される。

 バッテリ駆動時間は標準バッテリで約9時間、オプションの大容量バッテリで約12時間。本体サイズは279×188×23.5mm、重量は約1.19kg。