amazonがmixiに殺られる理由
「CGMに見るamazonがmixiに殺られる理由シリーズ」の1です。
レビューでamazonがmixiに殺られる?
本のレビューで、amazonはCGMの好例にあたるのでしょう。オープン当初からかなりのレビューを用意していたと聞きます。今では楽天やlivedoorブックスのレビューよりはかなりの差があるのではないでしょうか。さて、では本のレビューはどこで見るべきなのか?やっぱりamazon???
結論から申し上げえると、本を買う前に他人の感想を事前に知りたければmixiを見るべき。mixiのレビューだ。正直に言って、amazonじゃない。まあ、「何をいまさら」って方も多数いらっしゃると思いますが。
ちょっと例を挙げてみます。
404 Blog Not Found - 神は沈黙せずで弾さんが絶賛されていた本「神は沈黙せず」を見てましょう。(新刊なので今回は単行本でみてみます)
他にテキトウにamazonのベストセラーからみてみる。
「議論のうそ」はamazonでは12件だが、mixiは34件です。
司馬遼太郎の「二十一世紀に生きる君たちへ」はamazonでは10件。mixiでは70件。
mixi圧倒的。。。amazonの方がmixiに勝っているという本もあるはずですが、少なくとも「数だけ」をもってレビューを参考にしたい場合にはmixiに分がありそうですね。これくらいピックアップしてああだこうだいうのはおかしな話ですが、だいたい大きな流れとして間違っていないと思いますので、何か間違いがあればどうぞご指摘下さい。
(amazonがmixiに殺られる理由 3で詳しく取り上げていますが、もっとベストセラーどころではその差は約10倍にまで開くそうです。この件数の多さが意味すること、活用方法もこちらで取り上げています。ただ、レビューが多いだけでも正直見ないですからね。)
SNSの利点
これからわかることは、ブックレビューなどのCGMにおいてのSNSの圧倒的な強さ。そこに友人とのつながりがある以上、ユーザーはレビューを書くのだ。何故か?
自慢したいからだ。アピールしたいからだ。「オレは、私はこういう本読んでるんだよ」って。実際に私もmixiでレビューを書いているが、理由の一つにそれがある。また、自分のよく利用するマイページで書籍の感想を管理できるという利点もあるだろう。
これらの意味ではamazonのレビューはちょっと弱い。自分がamazonにレビューを書いてもそれはほとんどボランティアでしかなく、あまりメリットが見当たらない。(なくはないですが)その点ではamazonとmixiのレビューは根本的に異なる。どうことなるのか細かい所はまた今度気が向いたら考察してみます。
だけど、やっぱりamazon強し
だた、mixiなどのSNSがamazonをプラットフォームとして利用してアフィリエイとみたいなことをしている現時点ではamazonは何も怖くないし、逆にお客が流入して喜ばしいことだろう。そもそもamazonの本当の強さはレビューなんかじゃないですしね。SEOや物流、コスト管理やAPIなどの技術者を取り込む施策などはよく言及されています。mixiが会員制からオープンに変わり、SEOなどで少しずつ頑張っていけばあるいは可能性もあるのではないでしょうか?
でも、mixiもアフィリエイターじゃないんだから、もっとその資源を生かす方法を模索し始めるのではないかと無知ながらに思っています。(だからって、amazonになるのは難しいでしょうが・・・)マイスペースの後追いはもとより、ECとかにはその内手を出していくでしょう。さらに、そのCGMとかでの強み生かして色々コラボして新たなビジネスを広げていって欲しいですね。この手の「〜がmixiに殺られる理由」なんて日記はいくらでも作れますが、その中の一つでも成り立ちませんかね?(旅行期なら「フォートラベル」、化粧品関係なら「@コスメ」などCGM全般をビジネスモデルとする会社)
最近、mixiへの風当たりが悪いようですし、mixi頑張って欲しいです!
※レビューを参考にする際はamazonもmixiも参考にするのがいいでしょう♪
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