一般社団法人オープンソース・グループ・ジャパン(理事長:佐渡秀治)は、オープンソースの商標問題に対して包括的対応を行う「オープンソース商標イニシアティブ」の取り組みにて初となる二件の商標登録が完了したことをお知らせします。
オープンソースプロジェクトが商標関連の問題に巻き込まれるケースが内外で散見されることから、オープンソース・グループ・ジャパンでは商標関連の係争への介入、金銭的支援等を実施するオープンソース商標イニシアティブのプロジェクトを開始しておりますが、今回、その一環としてオープンソースプロジェクト側からの委託を受ける形で2件の商標を登録したものです。
今回、登録された商標は下記の二件となります。
- CrystalDiskInfo (区分:09, 41, 42)
- CrystalDiskMark (区分:09, 41, 42)
CrystalDiskInfoならびにCrystalDiskMarkは、HDD, SSD等のストレージの状態をチェックするソフトウェアであり、どちらも世界的に広く利用されています。当会では両ソフトウェアの開発者であるhiyohiyo氏と、当会での完全な費用負担、共同での利用ガイドライン作成、随意の日時での商標名義の開発者側への移転の権利付与等を定めた覚書を交わした上で昨年中に特許庁へ商標出願を行ったという経緯になります。
今後、今秋を目処に両商標についての自由で公正な利用を行えるようガイドラインを作成する予定です。なお、オンライン等の媒体の種別や営利目的かを問わず、両ソフトウェアを紹介、解説、論評等の行為に対して商標使用許可はそもそも一切必要ないことにコミュニティの皆様にはご留意頂くようお願いします。
一般社団法人オープンソース・グループ・ジャパン
オープンソース商標イニシアティブ
https://opensource.jp/trademark/