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投稿日:2009年1月2日
変わりなし (大中山温泉(おおなかやまおんせん)(閉館しました))
湯けむり天使さん [入浴日: - / - ]
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大晦日に訪れたところ、平常通り営業され、正月も元旦を除いては平常どおりとのこと。大晦日にもかかわらず男湯には5人程が入浴されており、このような辺鄙なというと叱られるが、田舎であるにもかかわらず人が絶えないのは地元の方の支持があるからで、事実、私以外の客は全員地元民であった。近隣に第三セクター運営によるスーパー銭湯もどきの施設があるけれど、湯治目的の人はこちらへ足を向けるらしい。はっきり申し上げて小汚い施設ではあるものの、自噴する温泉をそのまま浴槽に注ぎ入れているこの施設と、何日も湯を替えることなく循環させて塩素消毒でごまかすまがい物の湯とどちらを選ぶと問われれば、温泉好きには言うまでもないことだろう。
コンテナを利用した施設に変化はない。小変更としては、浴槽にステンレス製の手すりが付いたくらい。足腰の弱った老人にはありがたいことだろう。また、脱衣場のロッカーキーには確かに紐もゴムも付属しておらず、洗面器等を持参しない場合に、入浴中キーの置き場がないと思われるのだが、浴槽内の壁面をよく見ると小さなフックが数個付けられている。先客はここにキーとタオルを掛けて入浴していたので私も従ったが、ここらも小さな改善点なのだろうか。500円という入浴料を徴収するのだから、小汚い脱衣場を中心に今少し設備の改善を望みたいというのが本音だ。
単純放射能泉の割には臭気に比較的存在感ある良い温泉。浴槽が二つあるので熱温交互浴も可能。空いていれば蛇口の源泉そのままの冷泉と加温された熱い湯を組み合わせて自分好みに調整することも可能だ。ジモ専に近いが、排他的雰囲気はないので、温泉地の共同湯の場合ほど遠慮する必要はない。
今回、オーナ氏にお話を伺ったところ、今後設備を更新するか否か思案しているとの由。循環・塩素消毒の湯などは温泉ではないとの認識のお方であるために、設備大型化による循環装置導入には二の足を踏まれておられるのが現状。地元の常連客は現状のままを希望しておられ、小奇麗な温泉しか知らない家族連れは施設の前まで来て踵を返すのが実態であるらしく、現在は棲み分け状態。費用面では動力も必要ない自噴泉であるため、ボイラーを動かす燃料費が必要なくらい、収益面では温泉水を脱硫黄処理したミネラルウオーター販売が好評であるために経営には問題なく、そうであるならばこのまま継続していただく方が、温泉好事家にはありがたいことだと思うのだが。0人が参考にしています
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