2011年 05月 27日
「客の心になりて亭主せよ。亭主の心になりて客いたせ。」 |
知らないうちに撮られていた写真のポーズがオネエ系みたいになっていました。
そう見えなくもないのがまた(笑)
「そうそうそう!わかるわ~その気持ち~」
な~んて聞こえてきそうですもんね。
もしかしたら潜在的にあるのかも?w
いや~無意識って怖いですね。
自分じゃ気がついてないってことですからね。
言い換えれば「自分では気がつけないこと」でもあります。
みなさんは香水はつけられますか?
僕もたまにつけますし、さりげないオシャレで良い文化だと思います。
もちろんTPOはわきまえているつもりです。
匂いはかすかに香るくらいにおさえる。
飲食店にはつけていかない。
病院や冠婚葬祭にもつけていかない。
飛行機や電車に乗るときもつけていかない。
となると、なかなかつける機会がないのが現実ですが。
でも爽やかな良い匂いは相手に好印象を与えるのは事実です。
しかし、それが度を越すと公害ならぬ香害になることもお忘れなく。
とはいっても周囲の鼻が曲がるほど強烈にふりまいてらっしゃる方は
おそらく御自分では気がついていらっしゃらないのだと思います。
無意識のうちに・・・。
怖いですね。
江戸時代を代表する茶人の松平不昧の言葉で
「客の心になりて亭主せよ。亭主の心になりて客いたせ。」
という茶道の心得を唱えたものがあります。
亭主とは、茶の湯で客に対してお茶を点て接待する人のこと。
お茶を点てる人は、飲む人の立場になって点てるように心がけ
またお茶の接待を受ける人は、お茶を点てる人の立場になって
お茶をいただくように心がけよということですね。
お互いに相手の気持ちや立場をおもんばかることによって
そこに広がるお茶の世界はより深く豊かなものになっていく。
私たち飲食業においてもそうです。
来ていただいたお客様に必ず喜んでいただけるよう最大限の努力をします。
より良い食材を使うのも
お花が綺麗に活けてあるのも
心地よい音楽がかかっているのも全てはお客様の口福の為。
気持ちよく楽しい食事の時間を過ごしていただく為。
それはうちに限らず、よそのどのお店でもきっとそうです。
自分自身その空間を乱すような香害や口害(携帯で大声で話す)
にならぬよう気をつけたいと思います。
無意識を見つめなおす。
1枚の写真に教えられました。
by tesshin2daime
| 2011-05-27 00:09
| 思ふこと