『 晩秋のプチ旅 ④ 富貴寺 』

風もなく穏やかな休日、ふと思いついて豊後高田市へ。

先日、どなたかのSNSで見かけた富貴寺の紅葉。

散る前に、行かなきゃ

 

迎えてくれたサツキちゃんとメイちゃん、ダイエット中のトトロがご愛嬌 (^^;;

拝観料を払い、帽子を脱いで一礼。

 

お寺の横にある、 " 旅庵 蕗薹 " に宿泊して以来。

石段を登ると、少しづつ見えてくる宝珠。

平日だから参拝客はまばら、ゆっくり境内を散策。

銀杏の落ち葉と紅葉のコントラスト、来て良かった。

 

 

国東六郷満山の一つ、蓮華山富貴寺。

宇佐神宮の氏寺として養老二年 ( 718 ) 開基、大堂は九州最古の木造建築。

" 行基瓦葺き " 方形造り、天に向かって流れるような屋根が美しい。

本堂は別にあり、明治の頃の大堂は集会場。

子供達が遊びまわり、時には浮浪者が寝泊まりしていたとか。

それが、今は国宝。

宇治平等院鳳凰堂や平泉中尊寺金色堂と並ぶ、日本三阿弥陀堂の一つ。

 

正面に阿弥陀如来座像、藤原時代末期の作 ( 推定 )

壁面に描かれた極楽浄土、劣化が激しくわずかに残る当時の彩色。

本堂改修の為、やく100年ぶりに脇侍の勢至菩薩と観世音菩薩三像でご開帳。

貴重な出会いに感謝、お鈴を鳴らし手を合わせた。

 

 

静かな境内、もう少し歩いてみようか。