『エリン・グルーウェルとフリーダム・ライターズ』

フリーダム・ライターズ

フリーダム・ライターズ

これはすごい。もともとはkdmsnrの日記で見て興味を惹かれて見たくなったのだが、(入手しやすかったので)映画より先に原作を読んでみた。
これすごい。ロス暴動から2年後の1994年にLA近郊のロングビーチの高校に赴任した新任教師(教育実習だったらしい)が、たぶん職場の政治の問題で「荒れた」クラスの国語クラスを担任することになったあと4年間あまりの記録です。
クラスにいるのは、人種間の対立や貧困、ドラッグ中毒、犯罪と隣合わせの生活で希望を知らない子供たちだったのだが、その生徒たちに『アンネの日記』やその現代版とも言える『ズラータの日記』を題材に、自分の気持ちを書くことをうながしてゆきます。
はじめは本を読むことを軽蔑し、他人の言葉に興味を持たなかった生徒たちが、アンネの境遇に共感して涙を流します。家のすぐ前の通りでギャングが銃を撃ち合い、父親がドラッグのために家族からお金を盗む、人種間の争いで兄弟が突然殺される、そんな彼らの境遇は「戦争状態」としか言いようがなく、アンネは他人ではないのです。
本はそんなエリンのクラスに在籍した延べ150人が書いた日記から構成されています。書くことを通して「寛容(tolerance)」に目覚めた生徒たちは次々に奇跡を起こすのですが、これはもう読んでもらうのがいい。くどくど書かない。
映画はヒラリー・スワンクの製作総指揮・主演で実現したそうで、これは近いうちに見なければならぬと思う。DVD出てる。
フリーダム・ライターズ スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

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誕生日でした

私は自分でも猫2頭飼ってるし、うちのじゃなくても猫を見ればどんなに機嫌が悪いときでも微笑むことが出来るくらい猫が好きなのですが、本日2月22日は猫の日だそうで、そんな日が誕生日であることを猫が好きな人間としてとてもうれしく思います。
でもWikipediaによれば、

猫の日(ねこのひ)とは、日本の社団法人ペットフード協会が1987年に制定した2月22日の記念日である。

とのことで、制定されたのは1987年だそうなので、1975年に制定(?)されている私の誕生日の方が先なのです。如何に猫が好きであっても猫の日を狙って生まれてきたわけではない。

とまあどうでもいいことを長々と申し上げましたが、私がここでうったえたい重要なことは、私のAmazonのウィッシュリストはこれだということであります。
http://www.amazon.co.jp/wishlist/1P1WP0BXV2436
みんな大好きな猫砂も入れてあるよ。新トイレ導入したいから2種並べておきました。

蛇足

(ぶっちゃけこれ買いてるの3月7日なんだけど、3月14日か15日に引っ越しするので大物を送ってくれるつもりの人はそのあとにぜひ..(汗)。受け取り可能になった時期などはこの日記で告知します..)

ステイシー・オブライエン『フクロウからのプロポーズ 彼とともに生きた奇跡の19年』

フクロウからのプロポーズ

フクロウからのプロポーズ

これはちょっと反則だろ..、というくらい素晴しい本。もう表紙を見た瞬間にあらがいようのない物語であることを確信して、一気に読んでしまいました。去年の『幸せは見えないけれど』に匹敵する!! ホーマーとおなじくらいウェズリーもかわいい!!!
詳しくはあとで書きます...。

『WEB+DB PRESS Vol.61』にFacebookの記事を書いたよ

一部書店では先行発売されているようなのでご紹介。

WEB+DB PRESS Vol.61

WEB+DB PRESS Vol.61

みんな大好き技術評論社のWEB+DB PRESSの最新号にFacebookのアプリ開発の記事を18ページ書かせてもらったよ。特集タイトル『速習 Facebookアプリ開発』は編集部に付けていただきました。
Facebookの紹介、APIをブラウザからさわってみる、アプリ開発体験、外部サイト連携体験、みたいな構成になっております。すごく入門というか触りの部分だけですが、ちょっと触るだけだったらこんなにカンタンなのかーーー、っていうのが伝われば幸いです。いま思うとFacebookそのものの紹介は要らんかったかな..。
今回は本当に入門寄りに振ってしまったので、もっと深い話を(日本語でw)読みたい!! っていう人は編集部にご意見を送ってください(笑)。
私もまだ全部は読んでないのですが、特集はTitaniumでのスマートフォンアプリ開発とかRails3のテスト最前線とかとか、旬の話題満載です。

堀江貴文『成金』

成金

成金

前作『拝金』に続く想定外の小説第2作目。なんだけど前作よりも小説としての技量も上がってると感じるし2作の繋がりから世界も膨らんでるし出来がいいですね。早い人なら1時間、私でも2時間かからずに読み切れてしまうのも前作と同じ。前作を読んだときと同じく立ち読みで読み切ってしまった。
読んでる最中から、勝手に3作目に出てきそうな会社名とか人名とかを考える、という遊びをやりたくなってくる。そうやって読者が世界を広げるような想像をしたくなるというのはフィクションとしてそれなりに感情移入できるということで、優れた物語の条件をクリアしていますね。個人的には、アスナロの東和之というのがツボでした。なんとなくあの浮足立った時代をなつかしむ。

マルク・フィオレンティーノ『強欲は死なず』

強欲は死なず

強欲は死なず

最近公開されたオリバー・ストーンの『ウォールストリート(原題: Money Never Sleeps)』が、まあ一応見てみたんだけど、ちょっとおとなしすぎるというかいい話すぎたので、刺激を求めて積読本の中から読んでみた。てきとーに取り出したので偶然なんだけど、この本の扉の引用がまさにその映画の原題である "Money Never Sleeps" になっている。この言葉は元々は映画『ウォール街』でのゴードン・ゲッコーのセリフである。
で、本の内容についてはあとで書く。(えー

ちきりん『ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法』

ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法

ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法

あとで書く。