安曇野里山材ミニハウスが完成して市庁舎の1階中央ロビーに展示されました。大きさは1坪、畳2帖の広さです。使用した木材は全て安曇野里山材です。土台や柱や梁などの構造材はカラマツ、屋根はサワラの挽き板、床はアカマツです。壁はいろいろな樹種のパネルで、このパネルが約90センチ角の正方形になっていて、縦使い横使いが自由にでき、好きな場所に嵌めたり外したりすることで窓や出入口の位置を変えて楽しむことができます。そして、全部を分解して、いろいろなイベント会場へ軽トラで運ぶことができます。制作は林友ハウス工業の竹越さんに頑張っていただき、たいへんよい仕上がりになりました。これからどう使っていこうか、休憩所にしたり屋台にしたり受付にしたり、名称や材の説明などもセンスよくまとめたいところです。
奥に見える縦格子ベンチは、このミニハウスの初期の試作品です。畳1帖の広さのユニットを何個か作って組み合わせて展開していこうというアイデアで進めていましたが、試作してみたら、ちょっと違うかな、と。そこで一気に方向転換。勾配屋根架けたオーソドックスないかにも小屋風なかたちに落ち着いたのでした。