前山方面を巡って帰ることにしました。
> 別所温泉まち歩きから見る
道中にあった火の見櫓。普通の塔の脚もとは外に広がっていますが、こいつは内側にすぼんでいます。ハシゴの中継地点が必要最小限のスペースだけ外に持ち出して作られています。それらのことで独特のプロポーションを生んでいます。ずいぶん合理的な作り?なのかな。
--
中禅寺薬師堂(1200年頃、鎌倉時代初期)重要文化財


安楽寺の経蔵と同じ、方三間の宝形造りです。有名なところでは平泉の
中尊寺金色堂と同じ造りです。茅葺きの大きな屋根が見事でした。塩田平は茅葺き屋根のお寺が多い印象です。


向かいには何故だか枯山水の庭園がありました。


落葉の波紋のよう。
そして今回いちばん訪れたかった塩野神社へ。
--
塩野神社

やぶさめを競ったという一直線な参道を通り、神社へ向かいます。先の鳥居をくぐり屋根付きの太鼓橋を渡って境内へ。


本殿(1750年、江戸時代中期)と拝殿(1743年)

武田信玄や真田昌幸ら戦国武将が信仰を寄せた神社といわれますが、建物は当時のものでは無かったみたい。でも、神社にある独特な厳か雰囲気が濃く漂っていました。
--
前山寺へ向かいました。参道脇に六地蔵が3体づつ向き合っている珍しい配置。


前山寺三重塔(1300年代ころ、室町時代初期)重要文化財


塩田平は、いいところですね。我が家から1時間余り、さまざまな季節に訪れたいと思いました。