ニューヨークの街角には消防署があちこちにあります。消防署にある車と言えば、消防車。英語で言うとファイヤー・エンジン。でも、消防車以外の普通の自動車もあるんですよ。例えばこの車も消防署の車。赤色ってところが消防署の車っぽいですね。
ライセンス・プレート（ナンバー・プレート）をよく見てみたら、面白いことに気づきました。こちらのプレートは数字とアルファベットになっていて、ある程度その組み合わせを選ぶこともできるみたいです。
さて皆さん、「
ULAFF4ME」とこの車のプレートに書かれた文字と数字、いったい何っていうふうに読めますか？
答えは、You(U) laff for(4) me（あなたは私のために笑います）。アルファベットのUはYou、数字の4はforという意味。
さすが、市民を火災から守るファイヤーファイターの車！笑いを通じて、みんなをハッピーにってこと？！でも、いくら消防署の車だからって言っても、ここまで手がこんでるのって、ちょっと話が上手過ぎますよね。気になったので、プレートの下の部分に書かれたウェブサイト（www.billybingo.net：ビリー・ビンゴさんという方の公式サイト）へいってみたら、とても興味深い事実を発見しました。
ビリー・ビンゴ（Billy Bingo）さんは、20年間もの消防士生活を経て、引退後にスタンドアップ・コメディアンになった方。その経歴から『ニューヨークで最も勇敢なコメディアン』と呼ばれてます。今でも様々なチャリティー団体のための寄付金集めのイベントなどでご活躍中とか。毎年、"The Bravest Night of Comedy"という、コメディアンと消防士さんが一緒に行うコメディーショーを催してるそうです。そのショー見てみたいなぁ。消防士さんとして長年の間ニューヨーク市民の命を守り、引退した後は才能を活かしてコメディアンとして社会貢献活動を続けてるなんて、なかなかできることじゃありませんよね。
〔ご参考情報〕
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http://www.billybingo.net
車内にあったファイヤーファイター所有車であることの証明書（ＩＤナンバーと氏名が書かれてます）には、別の方の名前が書いてありました。ビリーさんは引退してるし、たぶん、この車はビリーさんを支援してる仲間の方の車だと思います。もしかすると、他の消防署の付近にも、www.billybingo.netと書かれたプレートの車があるのかも？
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