ブログを続けてるせいか、『言葉を使ったアート』ってやっぱり興味あるんですよ。過去にも、「
手のひらの上の言葉たち」や「
街角名言集-Dialogue Project」とかの言葉を使ったアート作品をご紹介してますが、今回、Dumbo Art Under the Bridge Festivalで大作に遭遇しました。
空家になった倉庫、あるいは店舗スペースみたいな場所を使った空間アート作品。ガラス越しに外から見ると、巨大な一反もめん?みたいな感じですが、中に入って見てみると、この白くて長い布は実は大きなキャンバス。
そして、書かれてるのは絵じゃなくて無数の手書きの文字。しかも、よーく見てみると、この文字は日付と時間でブロックに区切られていて、ちゃんと文章になってます。つまり、日記なんですよ。この空間アートの作品名は、"
Writing The Making"。
シリーズものになっていて、"The Making"というのは作者、
Heather Willemsさんの人生のメイキング・シーンというような意味。彼女が彼女である理由とか、
今の、そして未来の彼女をつくりあげる出来事(=メイキング)を書き残し、それで空間アートをつくってるんです。なかなかユニークな発想ですよね。文字の大きさは普通のノートに書くほどのサイズですから、この巨大な作品が1つできるまでには相当な時間がかかるそうですが全部1人で書いてるんですって。でも、その間の経験や成長がこういう形で、後からアートになるって思ったらワクワクしますね。
Heatherさんは、"Writing The Making"のほかにも、"You Mouth The Words"とか"Morally Ambiguous"など言葉を題材にしたシリーズ・アート作品が多いのが特徴的。彼女のウェブサイトにはこんな一文も、"
Text is my image; handwriting is my process."(「文字が私のイメージ;手書きが私の(表現の)プロセス」)。言葉とアートを駆使されてるだけあって、彼女はとっても知的でチャーミングな女性でした。
Heather Willemsさん、very cuteです:)
〔ご参考情報〕
・
http://www.heatherwillems.com/(へザーさんのHP)
Dumbo Art Under the Bridge Festivalでは、まだまだ他にもいろんなアーティストの方々と出会えて面白かったのですが、へザーさんは本当に素敵な方でした。輝いてる目がとっても印象的。他にも、"Unsent Letters"というのがあって、これは送ることのできなかったノートの切れ端などに書いた手紙を皆さんから送ってもらって、それをもとに作ったポストカードのシリーズものの作品。このカードがまたかわいいんですよー。
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