ハヌカ(Hanukka)っていうユダヤ教のお祭りを知っていますか?西暦ではなく、ユダヤ暦キスレブの25日(on the 25th day of the Hebrew month of Kislev.)前夜から8日間続くユダヤ人の年中行事の一つです。ユダヤ暦なので、西暦に換算すると今年は
明日7日夜から始ります。
〔今後3年分のユダヤ暦キスレブの25日〕
December 8, 2004 (Jewish Year 5765)
December 26, 2005 (Jewish Year 5766)
December 15, 2006 (Jewish Year 5767)
何のお祭りかというと、
「神殿の油が8日間消えなかった」というお祭りです。何の話?って感じですが、古い話(紀元前167年)ですのでこのポイントだけでOK。私がハヌカ・パーティに初参加したとき、ユダヤ人にもそう言われたから大丈夫でしょう。まぁ、ユダヤ人っていっても、先祖がたまたまそうだっただけで普通のアメリカ人(いわゆるユダヤ系アメリカ人)ですけどね。ちなみに彼らの多くは教育や勤勉さを重視し、米国社会のあちこちで活躍しています。基本的に日本人とは気が合うタイプですので、彼らの文化について少しくらい勉強しておいた方が良いと思います。
何をするかというと、まず、ポテトを油で揚げたもの(「ラトケス」と呼ぶらしい)とかの
油料理をやたらと食べます(ドーナツなども可)。これは伝統風習なのでとりあえず「食べる」ことに意味があるそうで
味は関係ないようです(料理失敗した友達の言い訳かもしれないけど・・・)。その後、先が八つに分かれている特別な
燭台(メノラー、正式には「ハヌキヤ」)の1つに火をつけます。で、火をつけるときには歌をうたう。
しかも、聞いたことない言葉(ヘブライ語?)で(汗)。それが妙にカッコ良かったりするの。1日に1つずつ火をつけて8日間この儀式を繰り返します。子どもの頃からやってるので、みんなこの歌うたえるのですね。
※歌の歌詞が分かりました。(読めませんが最初の2つだけ書いておきます)
Bah-ruch At-tah A-do-nai Elo-hay-noo Me-lech Ha-o-lam A-sher Kidshanoo B’mits’votav V-tsi-vah-noo L’had-lik Nare Shel Hanukkah.
(皆さん賛美しましょう。私たちの神様、世界の統治者を。神様は私たちにハヌカの灯りをつけさせる神聖な幸せを下さりました。)
雑誌“Time Out New York”にも「ハヌカ vs クリスマス」という特集記事が出てました。1日だけのクリスマスに対して、8日間続くハヌカ。たくさんのクリスマス・ソングやツリー、サンタクロースなどのキャラクターを持つクリスマスと、それらに乏しいハヌカ。どっちが勝つかと思いきや、「諸事情勘案して勝敗はええっと・・・」(記事そのままの訳)。
〔ご参考情報〕
Hanukkah : Festival of Lights
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