ぶらりらいぶらり:長崎大学図書館ブログ

長崎大学附属図書館からお届けするブログです。 ぶらり、ぶらりと図書館へどうぞ。

経済学部分館 貸出数ランキング発表!

今年もこの季節がやってきました!
経済学部分館、2024年貸出数ランキング~!!!(パチパチパチ…)

今年はどんな本が人気だったのか、気になりますね~
今回のブログでは、ベスト5に輝いた本を紹介していきたいと思います!

第5位はこちら。


「書いてはいけない 日本経済堕落の真相」森永卓郎著 図書ID:3191920 304/Mo57 

メディアで触れてはいけないタブーが3つあると筆者は述べます。
1つ目はジャニーズの性加害、2つ目は財務省のカルト的財政緊縮主義、
3つ目は日本航空123便の墜落事件。
各々の真相が赤裸々に語られており、読み応え抜群の1冊です。

第4位はこちら。


「TOEIC L&Rテスト文法問題でる1000問」TEX加藤著 図書ID:3184571 830.79/Te93

語学コーナーに数あるTOEICの問題集の中でも、圧倒的支持を得ている1冊ですね。
これをやっておけば間違いなし!
(ランキング上位だけあって現在貸出中。書影にてご紹介します。)

ここからはベスト3の発表です。第3位はこちら。


「星を編む」凪良ゆう著 図書ID:3191601 913.6/N26 

2023年本屋大賞を受賞した『汝、星のごとく』のスピンオフ作品。
前作のキーパーソンであった北原先生の過去や主人公・暁海の未来のお話など、
前作ファン必読の1冊です。

続いて、第2位はこちら。


「汝、星のごとく」凪良ゆう著 図書ID:3190748 913.6/N26

なんと、『星を編む』の前作もランクイン!すごい人気ですね~

瀬戸内の島で出会った高校生の櫂と暁海の恋物語。
自分の人生を全うするうちに、2人にはすれ違いが生じて・・・

本作とスピンオフ、2冊合わせて是非読んでみてくださいね。

そして!
凪良ゆう作品を抑え、見事第1位に輝いたのはこちら!!


「成瀬は天下を取りにいく」宮島未奈著 図書ID:3190884 913.6/Mi75

なんと、中央図書館で第1位に輝いた作品が、分館でも一番人気という結果になりました。

中継に映り込もうと中2の夏休みをデパートに捧げたり、М-1に挑戦したり、
スキンヘッドで高校デビューしたり・・・
毎日を全力で生きる成瀬あかりから目が離せなくなる1冊です。

今回紹介した本は、経済学部分館2階特設コーナーにて展示を行っています。

ランキング第6~10位までの本は順位とタイトルのみご紹介します。


みなさんもぜひ興味のある本をみつけて、読んでみてくださいね。

龍神

被団協のノーベル平和賞受賞おめでとうございます

12月10日、ノルウェーのオスロでノーベル平和賞が

日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)に授与されましたね。

 

代表委員の田中熙巳(てるみ)さんのスピーチを聞いた方も多いのではないでしょうか。

きっぱりとした口調で語られた原爆の惨状、被団協の活動のあゆみ、そして世界の人々に向けた

「核兵器も戦争もない世界の人間社会を求めて共に頑張りましょう」

というメッセージがとても印象に残りました。

 

授賞式の翌日には、オスロ大学で記念フォーラムが開催され、

長崎大学の名誉教授である朝長万左男先生が、被爆者、そして研究者として、核兵器が非人道的であるということを科学的な視点で講演されました。

 

折角の機会なので、今日は朝長先生の本をご紹介します。

45分で分かる!とあります。

 

『放射能汚染の基礎知識。 : どこまでなら安全か?どこから危険なのか? : 45分でわかる! / 朝長万左男著』

https://opac.lb.nagasaki-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB0598885X

 

放射能の基礎知識や人体への影響について、とても分かりやすく解説されています。

「被ばくした際の対処法を教えてください」

「広島・長崎の原子爆弾と原発事故の被害はどう違いますか?」

など、放射能についての様々な質問に答える形で書かれています。

 

一般の人の放射能に対する不安に寄り添いつつ、科学的な視点を用いて、

放射能を正しく恐れるための知識を得られるような一冊です。

 

原爆の事、放射能の事、

遠い昔の出来事ではなく自分事として考える第一歩として、是非読んでいただきたいです。

 

MJ

経済系・お仕事系マンガ展示中!

経済学部分館では11月1日~11月8日までマンガ本リクエスト会を開催しました。
みんなにおすすめしたい経済系のお仕事マンガを学生さんや先生方に
選んでもらうというイベントです。
そこで選ばれたマンガが入館ゲートを入ってすぐのフロアに展示中です。

テレビドラマにもなったマンガ「重版出来!」や

図書館の仕事にまつわるマンガ「税金で買った本」など4タイトルを展示しています。

マンガを選んでくれた学生、先生が寄せてくださった推薦コメントを読むと、
より一層興味がわいてきます。
図書館に入ってすぐのところに展示していますので、授業の合間にふらっと立ち寄って
読んでみては?
すべて貸出可能ですので、貸出してお家でゆっくり読むのもOKです!


福田

 

 

 

12月は査定金額UP!「CHODAI古本募金」にご参加ください♪

みなさま、長崎大学「CHODAI古本募金」をご存じでしょうか?

 

長崎大学「CHODAI古本募金」

https://www.charibon.jp/partner/nagasaki-u/

 

不要になった本やCD、DVDを寄付していただき、

その本・CD・DVDを業者が買い取り、

その買取金額分の寄付が長崎大学附属図書館(3館)に届くという取り組みです。

 

全国数多くの図書館で導入されており、

寄付を希望する方は、寄付したい図書館に直接持ち込む他、

専用フォームに入力していただくことで宅配業者が集荷に来るので、

図書館に持ち込むことが難しい遠方の方でもスムーズに

古本募金に参加することができる仕組みとなっています。

 

長崎大学附属図書館では、これまでに多くの古本募金をいただいており、

新しい図書を購入したり、

閲覧室の椅子などの什器を更新したり、

色々な図書館サービスに活用させていただいております。

皆さま、本当にありがとうございます!

 

 

↑↑本日回収した、古本募金。浜田館長からも多数寄付いただきました。

 ありがとうございます!

 

この取り組みは1年を通して行っておりますが、

12月は買い取り強化月間として、なんと、査定金額が20%もUPします!

 

■チャリボンからのお知らせ:12月は寄付月間。

https://www.charibon.jp/news/12457/

 

中央図書館では、1階の2箇所に回収箱を設置しています。

職員に声をかけていただく必要はありませんので、

不要な本をお持ちいただき、回収箱に投函してください。

 

なお、本なら何でもよいかというと・・・買取できるか否かの条件があります。

詳細は、下記のページをご覧ください。

 

■ご利用ガイド:寄付にならない本

https://www.charibon.jp/guide/?gid=guide0034

 

査定金額がUPするのは、12/31(火)まで!

是非、この機会に、古本募金へのご協力をお願いいたします。

 

S.U.

 

「医療系ドラマvol2」展示始めました!

だいぶ寒くなってきましたね。

あったかい部屋でぬくぬくしながらのんびり読書、なんて冬の過ごし方としていいのではないでしょうか?

 

医学分館では、「医療系ドラマ vol.2 ~“医療エンタメ”をそろえました~」という展示を始めました。

通常の展示より冊数が少なめのミニ展示。少数精鋭です!

場所は、ラーニングコモンズ前です。

 

2023年12月に行った「医療系ドラマ」ミニ展示の第2弾です。

前回のテーマは「病院が舞台の物語」でした。

前回展示のブログのURL↓

https://nulib.hatenablog.jp/entry/2023/12/06/100000

 

今回のテーマは、「エンターテインメント性の高い医療系ドラマ」(医療ミステリー含む)です!

 

 

勉強の息抜きに、医療エンタメを読む…なんていかがでしょう?

年末を楽しく過ごしてくださいね。

 

展示図書一覧は、ブクログでご確認ください↓

https://booklog.jp/users/nagasakiumed?category_id=3669510&display=front

 

 

So22

【報告】全国図書館大会in長崎

11/30(土)・12/1(日)に、第110回全国図書館大会が「図書館がつなぐ 人・まち・ミライ ~21 世紀の出島(長崎)から~」というテーマのもと、長崎市で開催されました。全国図書館大会とは、全国各地から図書館関係者が集まり、図書館についての研究・発表や、交流を行うイベントです。

第110回 全国図書館大会長崎大会
https://www.110th-library.com/

 

1日目は長崎県庁で開会式や表彰式、全体会として記念講演などが行われ、浜田附属図書館長が参加されました。交流会では、長崎ならではの変面ショーが披露され、盛況だったようです。

浜田附属図書館長(左)と池田長崎県立長崎図書館長(右)

交流会での変面ショー披露

 

 

 

2日目は主に分科会が行われました。中央図書館メディアルームでは、第2分科会の大学・短大・高専図書館が「学生のための大学図書館へ!~なんでも話そうチャンポン・ワークショップ~」というテーマで開催されました。発表者として参加した職員の視点から、当日の様子を報告します。

まず、浜田附属図書館長の挨拶です。「このあとスタジアムに応援に行くんですよ~」と着用しているV・ファーレン長崎のユニフォームの紹介から始まり、「たくさんの方と交流してください」と参加者どうしで握手をするように促すなどの声掛けがあり、会場が和やかな雰囲気に包まれました。

挨拶をする浜田附属図書館長

会場が温まったところで、早速、学生の事例発表が始まりました。1例目は、熊本学園大学学生による「学生コンシェルジュの日常」の発表です。お揃いの赤いネクタイとエプロンが素敵!アルバイトの中で経験を積んだ方がコンシェルジュになれるそうです。親しみやすい図書館を目指して、広報・展示・運営といったチームで様々な活動をされており、学生視点での工夫やアイデアが溢れていました。

発表者の米丸さん(左)と竹田さん(右)

発表の様子

 

2例目は長崎純心大学学生による「車いす学生からみた大学図書館の利用」の発表です。カウンターや書架の高さ、コピー機、通路の進行といった、自分にとっては普段の何気ない行動でも、車いすの方にとっては、ちょっとしたひと手間や利用しづらさがあることに気づき、驚きました。どの学生にも利用しやすい図書館にするためには、状況を想像して、色々な角度からサービス内容を考える必要があると感じました。

発表者の近藤さん

発表の様子

 

次に職員の事例発表が行われました。1例目は北九州市立大学図書館職員による「北九大の学生サービスについて」の発表です。企画展示やイベント内容など、様々な取り組みをされていて、参考にしたい点がたくさんありました。今後の課題として挙げられていた、図書館を普段から利用している学生はもちろん、あまり利用しない学生への働きかけなどは、改めて考えていかなければと感じました。

発表者の石原さん

発表の様子

 

2例目は、九州大学芸術工学図書館職員による「芸大生の学びを育むDesign Library」の発表です。芸術工学図書館改修について「学生の新たな学びの空間を創出する」というコンセプトを実現するための具体的な取り組みを知ることができました。「学生によいものに触れてほしい」と改修前から所蔵している名品の家具たちを活かしたり、学生のニーズを取り入れた設備があったり、とても興味深かったです。

発表者の宮嶋さん

発表の様子

 

3例目は、長崎大学附属図書館職員から「学生のための大学図書館を目指して」と題して、新型コロナの影響による図書館利用者激減を改善するための行動目標の作成過程や実際の取り組みについて報告させていただきました。

発表者の一瀬

発表の様子

 

事例発表の後は、参加者が「学生対応」など、興味のあるテーマごとに分かれてグループワークを行いました。様々な立場や年代の方が混ざって、活発な意見交換が行われており、盛り上がっていました。

グループワークの様子①

グループワークの様子②

 

それぞれのテーマについて、各グループでまとめた成功例や失敗例といった内容についての発表です。約1時間のグループワークで、たくさんの意見やアイデアが集まり、発表を聞いた参加者からは共感や驚きなどの反応が挙がっていました。参加者どうしで気づきや情報を共有できた有意義な時間となりました。発表で個人的に印象に残ったのは「職員の対応によって図書館の印象が変わる」ということです。カウンター等ではもちろん、館内を歩いている時に学生からお尋ねを受けるのですが、対応について日々反省しています。図書館職員として、必要な知識の習得や経験を積み、学生に寄り添った丁寧な対応を心掛けて、図書館に良い印象を持ってもらえるように努めたいです。

発表の様子

グループの意見をまとめたボード

 

分科会に参加して「学生のための大学図書館」というキーワードのもと、様々な立場の方からの意見を聞くことができて勉強になりました。遠くは北海道(!)からの参加者もいらっしゃるなど、全国各地の図書館に関わる方と交流できたことは、とても貴重な経験となりました。普段、目の前の業務をこなすことで精一杯ですが、改めて業務の先にいる学生を意識して「学生にとって利用しやすい図書館」を実現できるように、この会での経験を活かしていきたいです。

全体集合写真

 

 

 

経済祭キャンパスツアー!!

11月30日土曜日に、片淵キャンパスでは経済祭が開催されました。
今回のテーマは、「2024経済祭 ひらく 創立120周年に向けて」です。
ゼミナール活動や留学経験など学生による報告やビンゴ大会などが行われ、
活気あふれる一日となりました。

経済学部分館にも、キャンパスツアーイベントのルートとして、多くの方が訪れてくださいました!

キャンパスツアーを先導したのは山口ゼミの皆さん。
今回はその案内の様子をお届けしたいと思います!

まずはゲートをくぐって左手にあるラーニング・コモンズの紹介。

この日は毎週土曜日にこの図書館で済生会病院がしている学習塾「こども鳴滝塾」の日。
写真には写っていませんが、大学生が塾生の中学生たちに熱心に勉強を教えていました。

階段を上がって・・・

閲覧室(写真右手にあり)を見たり、

書架の説明を聞いたり。

山口ゼミの皆さんは、見学者の質問にスムーズに回答しており、
ここでアルバイトしている私より詳しいんじゃないか??と思うほどでした!!

次に書庫の見学!

長崎高等商業学校時代の古い本もたくさん所蔵されていることを知り、
びっくりされている方も多くいらっしゃいました。

まじまじ・・・・・

そして最後はお待ちかね!!長崎学資料展示室!!!

初版の国富論や触れることのできる本物の解体新書!
これはテンション上がりますね~。みなさん、じっくり見ていらっしゃいました。

「長崎出島之図」を写真にパシャリッ!

これにて経済学部分館のツアーは終了でした!!

図書館をあとにするツアー参加者のみなさんは満足そうな表情をされていて、私も非常に嬉しかったです!山口ゼミの皆さん、本当にありがとうございました!

来年で長崎大学経済学部は創立120周年の節目を迎えます。
来年の創立120周年もご期待ください!


龍神