esxtopでのオーバーコミット状態の確認
自宅ラボ環境はメモリ16GBの物理サーバ上に3台のNested ESXi 7.0 とvCSA、その他2つの仮想マシンが稼働しています。その為、メモリのオーバーコミットありきで作成した環境でしたが、稼働中にどのくらいの負荷が掛かっているかをesxtopコマンドの結果から見てみました。
なお、物理メモリ 16GB の物理サーバーに以下の仮想マシンを作成、稼働させています。
仮想マシン 仮想メモリ
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DNSサーバー 512MB
vCSA 12GB
ESXi 3台 24GB(各8GB)
FreeNAS 4GB
esxtopコマンドでメモリパネルより確認します。
「MEM over commit avg」は直近で1.54 となっており、オーバーコミット状態となっています。
その為、仮想マシンの総計が物理ホストのメモリを大きく上回っている為、あまり好ましい状態ではありません。
minfreeは 652MBとなっており、state は「clear」となっています。
minfreeのしきい値に応じて、ESXiホストではメモリの回収が行われる為、
現状TPSによるメモリ回収のみが動作しうる状況です。
State Threshould Action
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High minfreeの300% TPSの待機
Clear minfreeの100% TPS
Soft minfreeの64% TPS、バルーニング
Hard minfreeの32% TPS、スワップ、圧縮
Low minfreeの16% TPS、圧縮、スワップ、ブロック
検証利用でしか使わない環境ではあるものの、オーバーコミット状態とせず、かつESXiホストのメモリ回収に頼らずに安定動作するのが本来は望ましいですね。
参考